eスポーツチーム「Revo」を運営していたスサノオ(大阪)が破産へ

AI要約

(株)スサノオが自己破産申請の準備に入り、事業を停止することが判明。

当社はeスポーツ関連イベントの企画・運営やチーム運営、飲食事業など多角的な事業展開を行っていた。

資金繰りの悪化や借入金の返済負担により再建が困難と判断、負債は推定1億円。

 (株)スサノオ(TDB企業コード:852051045、資本金5000万円、大阪府大阪市北区松ヶ枝町8-20 コンフォートビル2F、登記面=東京都港区赤坂9-1-7-418号、代表中野貴博氏)は、4月末までに事業を停止し、事後処理を井上正人弁護士(夕陽ヶ丘法律事務所、大阪市天王寺区上本町8-2-1-202、電話06-6773-9114)に一任、自己破産申請の準備に入っていたことが判明した。

 当社は、世界最大規模の対戦型格闘ゲーム大会におけるサイドトーナメントで優勝した経歴を持つ現代表が、2019年(平成31年)2月に設立。eスポーツを中心とするゲームイベントの企画・運営を手がけていた。

 また、eスポーツチーム「SUSANOO GAMING8」(後に「Revo」へ改称)を運営し、業界では著名なトッププレイヤーが所属していたこともあって知名度が向上。動画や画像、WEB広告の制作や、飲食事業に関する販促グッズの製作、飲食店「レモホル酒場」の運営にも乗り出し、2023年1月期には年売上高約3億5000万円を計上した。

 しかし、同年6月には大阪市北区にeスポーツ施設「8BIT(エイトビット)」をオープンするなど事業を拡大させていたものの、飲食店事業の運営に狂いが生じるなか、出店資金として調達した借入金の返済負担で資金繰りが悪化。金融機関から資金支援を受けてしのいでいたものの抜本的な再建が進まず、事業継続は困難と判断、今回の事態となった。

 負債は推定で1億円。