肉のハナマサもロピアもオーケーも...強豪スーパーが狙う『大阪』 人口・店舗数を分析すると見える理由 そしてスーパー戦国時代を生き残る「3つの戦略」とは

AI要約

関西におけるスーパーマーケットの勢力図と特徴について解説されており、価値観の多様化や新規参入スーパーの影響が述べられています。

関西に進出したトライアルやロピア、バローなどのスーパーマーケットの売り上げや特徴が紹介されており、競争が激化している様子が伝えられています。

特に注目されている首都圏発のスーパーマーケット「オーケー」の展開計画や経営方針について詳細が記載されています。

肉のハナマサもロピアもオーケーも...強豪スーパーが狙う『大阪』 人口・店舗数を分析すると見える理由 そしてスーパー戦国時代を生き残る「3つの戦略」とは

 特徴のあるスーパーマーケットが生まれてくることは消費者にとっては良いことではないでしょうか。かつてスーパーは地元の比較的裕福な人が立ち上げるという例が多く、地元企業として各地で育っていったという歴史があるようです。しかし今はそれが全国企業に。そんな中で今、関西が「スーパー戦国時代」になっているといいます。なぜ関西が?生き残るスーパーとは?取材した様々な情報をまとめました。

 東京商工リサーチとフードコンサルタントの池田恵里さんに聞いた、関西の主なスーパーの勢力図を見ていきます。いわゆる高価格路線では「ikari」、一方で「スーパー玉出」は低価格路線というイメージがあります。その中間の層でも、関西の店舗数が多い「万代」は比較的手ごろで、「ライフ」や「阪急オアシス」は比較的高級かな、というイメージがあるようです。人によって価値観が多様化しているので、チラシを見て少し離れたところでも10円でも安いところに行くというのは過去の話で、今はタイパ=タイムパフォーマンスで早い方が良いという人もいるということです。

 そのように価値観が多様化する中で、新しく「トライアル」「ロピア」「バロー」などが関西に出店、さらに「肉のハナマサ」や「オーケー」など、全国各地の強豪スーパーが続々と関西に上陸して、勢力図が変わりそうだということです。

 東京商工リサーチによりますと、岐阜・愛知から来た「バロー」の売り上げ2945億円。神奈川県の「ロピア」は売り上げ3270億円で、元々は精肉店から始まっています。福岡発祥で売り上げ5656億円の「トライアル」はパナソニックの元技術者が様々なIT化を試しているということです。関東の「肉のハナマサ」は売り上げ505億円で、こちらは元々は業務用のスーパーでした。そして今スーパー関係者が注目しているのが首都圏で展開して売り上げ5526億円の「オーケー」で、今年11月に東大阪市に出店が予定されています。経営方針が「EverydayLowPrice」となっていて、安さプラスクオリティも高いということです。