東京タワー以上の高さ!「日本一のビル」を昇降する“爆速エレベーター”日立が受注へ

AI要約

日立製作所は、2027年完成予定の高さ日本一のビル「Torch Tower」向けにエレベーターとエスカレーター計173台を受注。

エレベーターには効率的な配車システムやAI活用の人流予測型運行管理システムを導入予定。

また、ロボットのエレベーター利用を実現し、効率的なビル運営に貢献する。

東京タワー以上の高さ!「日本一のビル」を昇降する“爆速エレベーター”日立が受注へ

 日立製作所は2024年6月12日、東京駅日本橋口前「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区内に、2027年完成予定の、高さ日本一となる地上約390mのビル「Torch Tower(トーチタワー)」向けに、エレベーターとエスカレーター計173台を受注したと発表しました。

 同ビル向けに日立と日立ビルシステムは、定格速度分速300m、積載質量2300kg×2(定員35人×2)の超高速ダブルデッキエレベーターや、定格速度分速480mの超高速エレベーターをはじめとするエレベーターを117台、屋外型として日本一の高さに位置するエスカレーターをはじめとする、エスカレーター56台の計173台の昇降機を納入する予定です。

 エレベーターに関しては、効率的な配車を実現するシステムとして、エレベーターホールに設置した登録装置などで行先階を登録すると最適なエレベーターが予約され、そのエレベーター号機が装置の液晶部に表示される行先階予約システム「FIBEE(エフアイビー)」を実装するほか、AIの活用によって複数台のエレベーターを効率よく配車する、人流予測型エレベーター運行管理システム「FI-700」も併せて提供します。

 また、ロボットのエレベーター利用を実現する機能を提供し、ロボットを活用した効率的なビル運営の実現に貢献するとのことです。