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JPモルガン、減量ブームに賭ける-5億ドル調達、「肥満」がテーマ
JPモルガン・チェースの資産運用部門が肥満治療薬に賭けるバイオテクノロジーベンチャーキャピタルファンドに5億ドル余りを調達。
肥満治療薬の需要急増により、市場は大きく開かれており、新種の治療薬の人気が爆発的に高まっている。
JPモルガンは肥満治療分野に参入し、業界の将来には多くの勝者が出てくる可能性があると見ている。
(ブルームバーグ): JPモルガン・チェースの資産運用部門が、ヘルスケア業界で話題の一角である肥満治療薬に賭けるバイオテクノロジーベンチャーキャピタル(VC)ファンドに5億ドル(約790億円)余りを調達した。
今月募集を締め切った同ファンドの「トップ3のテーマは肥満、肥満、肥満だ」と、部門のライフサイエンスチーム最高投資責任者のスティーブ・スクイント氏はインタビューで語った。
スクイント氏は、肥満治療薬として知られるGLPー1受容体作動薬は「大流行」しており、この分野は「大きく開かれている」と指摘。「製薬業界にとって極めて重要な瞬間かもしれない」と語った。
この新種の肥満治療薬はここ数カ月で爆発的な人気を博しており、需要急増が品不足を引き起こしている。現在、ノボ・ノルディスクとイーライ・リリーがこの分野を主導しており、患者1人用のコストは定価で月1000ドルを超えるが、JPモルガンはそこに参入余地があるとみている。
「肥満治療の将来が安定した2社寡占体制になる可能性は非常に低い。多くの勝者が出てくるだろう」と、ファンドのマネジングパートナーのガウラブ・グプタ氏がインタビューで語った。
原題:JPMorgan to Wager on Weight-Loss Boom With $500 Million Fund (1)(抜粋)
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