「前例のないチャレンジをご一緒に!」 北海道・鈴木直道知事が熱弁! Interop Tokyo 2024 が開幕

AI要約

2024年6月12日(水)、日本最大規模のインターネットテクノロジーイベント、「Interop Tokyo 2024」が幕張メッセで開幕。

Interop Tokyoではデジタルサイネージの最新動向を紹介する「デジタルサイネージ ジャパン」やDX時代のアプリ開発・サービス企業の集結する「APPS JAPAN」などが同時開催。

オープニングトークでは、Interop Tokyo 実行委員長やデジタルサイネージ ジャパン(DSJ) 実行委員長が登壇し、Interoperabilityの重要性やAI技術の進化について語られた。

「前例のないチャレンジをご一緒に!」 北海道・鈴木直道知事が熱弁! Interop Tokyo 2024 が開幕

2024年6月12日(水)、千葉・幕張メッセにて、日本最大規模のインターネットテクノロジーイベント、「Interop Tokyo 2024」が開幕した。デジタルサイネージの最新動向を伝える「デジタルサイネージ ジャパン」、DX時代のアプリ開発・サービス提供企業が集結する「APPS JAPAN」、新しい価値を生み出す画像認識AIにフォーカスした「画像認識 AI Expo」も同時開催、6月14日(金)まで開催される。

開幕にあたり恒例のオープニングトークには、Interop Tokyo 実行委員長の村井純 (慶應義塾大学 教授 / WIDE プロジェクト ファウンダー)、デジタルサイネージ ジャパン(DSJ) 実行委員長の中村伊知哉 (一般社団法人デジタルサイネージコンソーシアム 理事長、iU(情報経営イノベーション専門職大学)学長)と、Interop Tokyo プロデューサーの大嶋康彰 (株式会社ナノオプト・メディア 代表取締役社長)が登壇した。

挨拶の中で Interop Tokyo 実行委員長の村井教授は、Interop 創始者で残念ながら3月にこの世を去ったDan Lynch氏を偲びつつ、「インターネットはお互いに繋がないとつながらないもので、その実証の場が Interop だが、もはや日本でしか行われていない。」と現状について紹介、Interoperability (相互接続性)の重要さや Interop Tokyo の開催意義について説いた。

また、デジタルサイネージ ジャパン(DSJ) 実行委員長の中村教授も、「現在はすべてがAIに飲み込まれているような状況に見えるが、サイネージ市場においてはLEDが非常に活況であり、同時にサイネージを動かすAIやソフトも進化している。」と語った。

続いて基調講演に登壇した北海道知事の鈴木直道氏は、都庁勤務時代から夕張市長選に臨んだ際の故石原都知事とのエピソードを交えながら自己紹介しつつ、慶應大の村井純教授と東京大学の江崎浩教授が北海道庁の顧問を務めている縁からInteropの基調講演への登壇が実現したことを明かした。

講演の中で鈴木知事は、国土の約22%を占める北海道の広大な土地や、そこから生まれる豊富な森林資源や水資源、エネルギー資源は日本全体へと貢献しており、北海道が今後の日本の方向性を導く意味でも重要なポテンシャルを持っていることを強調。次世代半導体の量産を目指す Rapidus(ラピダス)をはじめ、さくらインターネットやソフトバンクのAIデータセンターの誘致が実現した背景や、洋上風力発電や本州への送電インフラの構築、宇宙拠点開発事業などの進捗状況などについて、事業予算や経済波及効果といった具体的な数字とともに力強く紹介した。

講演の締めくくりに鈴木知事は、「北海道がいろいろなポテンシャルを発揮することは、決して北海道だけのことではなく、日本に貢献できることだと真剣に思っていますので、ぜひ皆さんも一緒に挑戦をしてくれたら嬉しい。」と聴講者に訴えた。