シスコシステムズ、新興AI企業に10億ドル投資へ-事業拡大目指す

AI要約

米シスコシステムズが10億ドルの投資を計画し、安全で信頼できる人工知能サービスに取り組む新興企業を支援する。

シスコは既に約2億ドルの資金を投資しており、ミストラスAI、スケールAI、コーヒアに投資していると明らかにした。

シスコは大手企業としてAI技術に焦点を当て、製品にAIを組み込む取り組みを推進している。また、新興AI企業との提携も積極的に進めている。

(ブルームバーグ): ネットワーク機器メーカーの米シスコシステムズは、「安全で信頼できる」人工知能(AI)サービスに取り組む新興企業に10億ドル(約1548億円)を投資する計画だ。AI技術の分野でより大きなプレーヤーになるための取り組みの一環。

シスコは4日、ラスベガスで開催した会議で、会社として既に約2億ドルの資金をコミットしており、新興企業のミストラスAIとスケールAI、コーヒアに投資していると明らかにした。

シリコンバレーの他の大手企業と同様、シスコもAIコンピューティングに対する熱狂を取り込む方法を模索している。同社は既に、オンライン会議システムのウェブエックスなど一部製品にAIを組み入れている。またエヌビディアと提携し、同社の半導体を搭載した製品を販売することを発表している。

マーク・パターソン最高戦略責任者は、新興AI企業に投資するだけでなく、それら企業との提携も計画している。提携すれば、シスコは自社の製品群にそれら企業の技術を利用し、法人顧客や政府機関にサービスを販売する上でプラスに働く可能性がある。

原題:Cisco to Invest $1 Billion in AI Startups as Industry Booms (1)(抜粋)

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