米大統領選、バイデン氏が黒人有権者に支持訴え

AI要約

バイデン大統領がペンシルベニア州フィラデルフィアで演説し、黒人層への支持を訴えた。

フィラデルフィアでの強い支持が保守的な地域での劣勢をカバーし、バイデン氏がわずかな差で勝利した経緯を説明。

バイデン氏は実績を強調し、トランプ氏の米国についての批判を展開。2024年の選挙支持を呼びかけた。

米大統領選、バイデン氏が黒人有権者に支持訴え

Steve Holland

[フィラデルフィア 29日 ロイター] - 米大統領選の支持率が直近の世論調査で共和党のトランプ氏に後れを取っている民主党のバイデン大統領は29日、東部ペンシルベニア州フィラデルフィアで演説し、投票結果を左右する重要な有権者である黒人層に改めて支持を訴えた。

民主党は以前からフィラデルフィアで強い支持を得ており、これがペンシルベニア州の保守的な地域での劣勢をカバーしてきた。バイデン氏は2020年の大統領選では同州でわずかの差で勝利している。

バイデン氏はハリス副大統領を伴い、白人の貧しい孤児のために設立された由緒ある寄宿学校で演説。歓声を上げる聴衆に「2024年の大統領選で投票し、ドナルド・トランプを再び打ち負かそう」と呼びかけた。

またバイデン氏は、有毒な鉛管の撤去、多様性のある政治、初の黒人女性最高裁判事の誕生、マリファナ所持で有罪判決を受けた人々への恩赦など実績を強調。「公約を守った」と何度も繰り返し、「ドナルド・トランプが米国を怒り、憤り、憎しみで満たされた場所にしてしまうのを許すつもりはない」と訴えた。