ハマス、米の従来案に基づき「停戦の用意」 新たな条件拒む

AI要約

ハマスは新たな条件を加えずに即時停戦に入る用意があると表明

停戦交渉で現在も対立点が残っており合意に至っていない状況

米中央情報局がガザの停戦案について数日中に詳細をまとめる見通しを示す

ハマス、米の従来案に基づき「停戦の用意」 新たな条件拒む

[カイロ 11日 ロイター] - パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスは11日、米国の従来の停戦案をベースに、当事者が新たな条件を加えなければ、イスラエルと「即時」停戦に入る用意があるとの立場を直近の交渉で改めて示したと明らかにした。

ハマスは声明で、政治部門幹部ハイヤ氏率いる交渉団が11日にカタールの首都ドーハで、仲介役を務めるカタールのムハンマド首相とエジプトのカメル総合情報庁長官と協議を開き、ガザの現状について話し合ったと説明。

停戦交渉ではイスラエル軍が掌握したガザ・エジプト境界地帯「フィラデルフィ回廊」の管理など対立点が残っているため、依然として合意に至っていない。

米中央情報局(CIA)のバーンズ長官は7日、ガザのより詳細な停戦案が数日中にまとまるとの見通しを示していた。

バイデン米大統領は6月に、ハマスが拘束している人質の解放を含む3段階の停戦案を打ち出している。