1日の3％を運動に費やすことが、長く健康的な生活を送るのに役立つ（海外）

1日の3％を運動に費やすと、長く健康的な生活を送るのに役立つ可能性があると生理学者のネイサン・K・ルブラスールは話している。

ルブラスールは、1日30分の運動が慢性疾患の予防に役立つと語った。

彼によると、トレーニングには有酸素運動と筋力トレーニングの両方を取り入れるといいという。

毎日わずか3%の時間を運動に費やすだけで、より長く健康的な生活を送ることができると語る生理学者がいる。

その生理学者、メイヨー・クリニック（Mayo Clinic） ロバート＆アーリーン・コゴッド老化研究センター（Robert and Arlene Kogod Center on Aging）のネイサン・K・ルブラスール所長は、健康的な老化について研究している。彼は「今日、人間の健康に対する最大の脅威は、心臓血管疾患や肺疾患、糖尿病、アルツハイマー病、がんなどの生活習慣に関連した疾患だ」と話している。

世界保健機関（WHO）によると、このような生活習慣に関連した疾患は毎年世界中で死亡原因のほぼ4分の3を占めており、そのうち1700万人が70歳未満で亡くなっているという。

若いうちに健康的で活動的なライフスタイルに時間を費やすことは、これらの疾患の予防したり遅らせたりするのに役立つ可能性があるとルブラスールは話している。

バイオテクノロジーの専門知識を有するバイオハッカーがいくらお金を投じても、健康的に老いる秘訣などないということにがっかりする人もいるかもしれない。しかし、ルブラスールは、「自分の健康と幸福をこれほどまでにコントロールできるということは、本当に素晴らしい機会だと考えるべきだ」と言う。

彼は、健康を維持するための最も賢い時間の使い方を教えてくれた。

収入の3％を投資するのは、「最小限の金融投資」のように聞こえるとルブラスールは言う。

同様に、1日のわずか3％を運動に投資することは、「すべての健康に大きな影響を与えることができる最小限の投資」だと彼は話す。

彼によると、一般的な1日16時間の人間が動いている時間のうち、中程度から強度の運動をすべき時間は30分程度だという。

中程度の運動とは「少し息切れがするくらい」、つまり10段階中5～6の運動量と感じる程度のものだという。一方、強度の運動とは10段階中8～9の運動量で、かなりの疲労を感じる程度のものでなければならない。

その種目は、体力のレベルに応じて、ウォーキング、ウェイトリフティング、ランニング、サイクリング、水泳などの運動などを行うといいという。