分離独立派攻撃で39人死亡 南西部複数箇所で パキスタン

AI要約

バルチスタン州でのパンジャブ人を標的とした攻撃で39人が死亡した。BLAが犯行を認める。

幹線道路での襲撃に加え、鉄道橋の爆破やホテル襲撃でも犠牲者が発生。

BLAはパキスタン軍との戦いを宣言し、地元住民に対し警告を行っていた。

 【クエッタ(パキスタン)AFP時事】パキスタン南西部バルチスタン州の複数箇所で26日、国内で多数派のパンジャブ人を標的とした攻撃が発生し、少なくとも39人が死亡した。

 政府当局が明らかにした。同州の分離独立を掲げる過激派「バルチ解放軍(BLA)」が声明で犯行を認めた。

 当局によると、攻撃は少なくとも同州の3カ所で発生。東部パンジャブ州へとつながる幹線道路では、銃を持った男らが通行する車両を停止させ、23人を殺害した。当局者は「パンジャブ出身者が識別され、撃たれた」と説明した。

 他の地域でも、パンジャブ州方面へ向かう鉄道橋が爆破されて6人の遺体が見つかったほか、別の地区ではホテルなどが襲撃され、警官ら10人が死亡した。BLAは事前に声明で地元住民に対し幹線道路から離れるよう呼び掛け、攻撃は「パキスタン軍との戦いだ」と表明した。