アップルがEU域内ユーザー対象にiPhone・iPadをカスタマイズしやすく変更…初期インストールのアプリを今年中に削除できるなど
アメリカのIT大手アップルは、EU域内のユーザー向けにiPhoneをカスタマイズしやすくする取り組みを発表しました。
具体的には、アップルのアプリを削除可能にし、ウェブブラウザの選択肢を拡大するという内容です。
これは、EUのデジタル市場法への対応を意識したもので、アップルのビジネスモデルにも大きな影響を及ぼす可能性があるとされています。
アメリカのIT大手アップルはEU=ヨーロッパ連合域内のユーザーを対象にiPhoneをよりカスタマイズしやすいようにすると発表しました。
アメリカのIT大手アップルは22日、EU域内のiPhoneとiPadのユーザーを対象に、設定と電話アプリを除き、App Storeなど最初からインストールされているアップルのアプリを今年中に削除できるようにすると発表しました。
また、ウェブブラウザのSafariを初めて開いたときに複数の会社のブラウザサービスを表示し自由に選択できるようにするということです。
これは、巨大IT企業が自社商品やサービスを優遇することや、自社ソフトの抱き合わせ販売を禁止するEUのデジタル市場法に対応した形です。
このような仕様変更が広がれば、アップルのビジネスモデルに大きな影響を及ぼす可能性があります。