イランがイスラエルへ報復攻撃を検討か ハニヤ氏殺害受け 米メディア

AI要約

イランがハマスの最高指導者ハニヤ氏の殺害に報復としてイスラエルへの攻撃を検討していることが報道された。

アメリカは事態を注視しつつ、中東地域の緊張が激化することへの懸念を示している。

停戦協議への影響については判断が早いという見解も示されている。

イランがイスラエルへ報復攻撃を検討か ハニヤ氏殺害受け 米メディア

 イスラム組織「ハマス」の最高指導者ハニヤ氏が殺害されたことを受け、イランが報復としてイスラエルへの攻撃を検討しているとアメリカメディアが伝えました。

 ニューヨーク・タイムズは、イランの政府関係者の話として、最高指導者ハメネイ師が緊急の会合で命令を下したと報じています。イスラエルのテルアビブとハイファの近くにある軍事目標に対して、ドローンとミサイルで攻撃を仕掛けることを検討しているということです。

「事態の悪化が避けられないとは考えていないし、それが差し迫っているという兆候もない。しかし、推移を非常に注意深く見守っている」(アメリカ・カービー大統領補佐官)

 一方、アメリカのカービー大統領補佐官は31日、ハニヤ氏の殺害は「事実確認も検証もできない」としながらも、中東地域の緊張が激化することへの懸念を示しました。そのうえでイスラエルとハマスとの停戦協議への影響については、「判断するのは時期尚早だ」と述べました。(ANNニュース)