スペイン・カタルーニャ州の独立派が過半数割れ 州議会選挙

AI要約

スペインのカタルーニャ自治州で行われた州議会選挙では、独立派が過半数割れし、中道左派の社会党が第1党となった。これにより、カタルーニャと中央政府との関係修復が期待される一方、独立派には大きな打撃となった。

各政党の獲得議席数では、社会党が42議席、独立派のカタルーニャ連合が35議席、カタルーニャ共和左派(ERC)が20議席を獲得した。どの政党も過半数を獲得できず、次期政権の構築が課題となる。

2017年に行われた住民投票で約9割が独立賛成を示したカタルーニャ州では、独立宣言後に中央政府との対立が生じ、自治権を一時停止されるなどの措置が取られた。サンチェス首相は独立派に恩赦を約束するなどして融和を図っていたが、独立派の勢力は弱体化している。