ウクライナ出身の初の米連邦議会議員、空港で短銃所持発覚し訴追

AI要約

米国の首都ワシントンの空港で、ダレス国際空港で搭乗手続きをしていた連邦議会下院議員の機内持ち込み荷物から短銃が見つかり、バージニア州で違反行為で訴追された。

共和党所属のスパーツ下院議員はウクライナ出身の初の連邦議員であり、弾倉などは入れていなかったが、実弾が入っていない短銃を持っていたと主張。

スパーツ氏は意図的ではなく、スーツケースの物入れに短銃を収めることを忘れてしまい、違反行為は軽犯罪として処罰される見込み。

ウクライナ出身の初の米連邦議会議員、空港で短銃所持発覚し訴追

(CNN) 米国の首都ワシントンの空港運営当局は4日までに、ダレス国際空港で搭乗手続きをした連邦議会のスパーツ下院議員の機内持ち込みの荷物の中に短銃が見つかり、バージニア州の銃器所持関連の違反行為で訴追されたと発表した。

米インディアナ州を選挙区とする共和党所属のスパーツ氏は、ウクライナ出身の初の連邦議員。

同議員の事務所は声明で、スパーツ氏の今回の行動は意図的なものではないと主張。実弾が入っていない短銃をスーツケースの物入れに収めたことを失念し、ダレス空港の保安検査所に持ち込んだとした。

スーツケースの中に弾倉などは入れていなかったと指摘。議員は裁判所の召喚状を受け取った後、欧州安全保障協力機構(OSCE)議員会議の開催地へ向かったとした。議員の違反行為は軽犯罪として罰せられるとみられる。

米運輸保安庁(TSA)の報道担当者によると、同議員が持っていたのは38口径の小火器だったという。

スパーツ氏は2020年に下院に初当選。ロシアによるウクライナ侵略への米国の強い対応を促す共和党議員の代弁者ともなっていた。今年5月にはインディアナポリス北東部の郊外地区の選挙区での共和党の予備選挙を激戦の末に制していた。