![](/img/media/664e0d9a83fce.jpg)
荒れる韓国国会 与党の議事妨害演説で対政府質疑また中止
国会で特別検察官の任命・捜査に向けた特別法案が上程され、与野党が衝突して議事進行が混乱する中、海兵隊兵士の殉職事故に関する圧力疑惑が浮上している。
与野党の対立により経済分野の対政府質疑が中止となり、首相らも退場する事態に発展している。
政治家の発言を巡って与野党が激しく対立し、議論が打ち切られるなど混乱が続いている。
![荒れる韓国国会 与党の議事妨害演説で対政府質疑また中止](/img/article/20240703/668511803c08f.jpg)
【ソウル聯合ニュース】韓国で昨年発生した水害で行方不明者を捜索中だった海兵隊兵士が殉職した事故に絡んで捜査に圧力がかけられた疑惑について、政府から独立した特別検察官の任命・捜査に向けた特別法案が3日、最大野党「共に民主党」の主導で国会本会議に上程された。同党は国会で過半数の議席を握っている。これに反発した与党「国民の力」は、演説を長時間続けて議事進行を妨げる「フィリバスター」に突入した。
これにより、この日実施される予定だった経済分野の対政府質疑は中止になり、本会議場で待機していた韓悳洙(ハン・ドクス)首相と関係閣僚らも退場した。
前日に行われた政治・外交・統一・安全保障分野の対政府質疑も、共に民主党の議員が「正気を失った国民の力の議員たち」と発言したことで与野党が衝突し、質疑が打ち切られた。