中国、日本人母子を不審者から守って死亡した女性に「模範称号」追叙

AI要約

中国で子どもを守るために命を賭けた中国人添乗員に模範称号が授与された。

刺殺事件を防いだ勇気ある行動により、日本人母子は無事助かったが、添乗員は犠牲となった。

日本大使館も故人に哀悼の意を表明し、事件に対する悲しみが広がっている。

中国、日本人母子を不審者から守って死亡した女性に「模範称号」追叙

​先月24日、中国で下校する子どもを待っていた日本人母子を、不審者の凶器攻撃から守ろうとして死亡した中国人スクールバスの添乗員に中国当局が模範称号を授与した。

2日、中国新聞網によると、中国東部江蘇省蘇州市の人民政府は党書記、市長など主要公職者と遺族らが参加した中で、死亡した女性添乗員の胡友平さんに対する追悼式を行った。

​この席で蘇州市政府は正しいことを見て勇敢に飛び込んだ故人の行動を認め、故人に「見義勇爲模範称号」を追叙し、関連証書は遺族に伝えられた。

今回の刺殺事件は先月24日午後4時ごろ(現地時間)、蘇州市のあるバス停で発生した。ある中国人男性が下校中の子供を乗せた蘇州日本人学校のスクールバスがバス停に到着した時、バスを待っていた日本人の帽子を襲った。容疑者は犯行直後に制圧され、刃物で負傷した日本人母子と胡さんは病院に運ばれた。

​故人の勇気ある行動のおかげで日本人母子は命を取り留めたが、不幸にも胡さんは2日後の26日、55歳でこの世を去った。故人の犠牲に対し、在中国日本大使館は哀悼声明を発表した。