反日コメントを規制 当局、排外主義を懸念か 中国IT各社
AI要約
中国IT各社が反日感情をあおるコメントなどを規制することを発表。
江蘇省で日本人学校のスクールバスが襲撃された事件を受けて、排外主義の高まりに当局が懸念し、規制指示を出す。
人気アプリ「微信」やTikTokの中国版「抖音」も対立や民族主義をあおる行為に断固取り締まり。
【北京時事】中国IT各社は1日までに、運営するプラットフォームに、反日感情をあおるコメントなどを投稿することを規制すると発表した。
江蘇省で日本人学校のスクールバスが襲撃された事件を肯定する投稿が相次いだことから、排外主義の高まりに当局が懸念を深め、指示を出したもようだ。
人気対話アプリ「微信（ウィーチャット）」を運営する騰訊（テンセント）は6月29日、「一部のユーザーが中日の対立や極端な民族主義をあおる行為について、断固として取り締まる」との声明を発表。関連する投稿を削除し、アカウント閉鎖にも踏み切ったことを明らかにした。TikTok（ティックトック）の中国版「抖音（ドウイン）」も30日に同様の措置を公表した。
