印政府、フォックスコン工場巡り報告要請 既婚女性排除との報道で

AI要約

インド政府は、フォックスコンの工場で既婚女性の就職を拒否したとする報道を受け、詳細な報告の提出を求めている。

労働雇用省は男女の労働者の採用に関する差別を禁止する法律に基づき、この問題の調査を要請している。

フォックスコンが既婚女性を組織的に排除してきたとの報道に対し、アップルやフォックスコン、タミルナド州からのコメントは得られていない。

印政府、フォックスコン工場巡り報告要請 既婚女性排除との報道で

Praveen Paramasivam

[ベンガルール 26日 ロイター] - 台湾の電子機器受託生産大手、富士康科技集団(フォックスコン)が、米アップルのiPhoneを製造するインド・タミルナド州の工場で、既婚女性の就職を拒否したとするロイターの報道を受け、インド政府は26日、同州に「詳細な報告」の提出を求めた。

労働雇用省は声明で、1976年の「均等報酬法」には「男女の労働者を採用する際、いかなる差別も行わないことが明記されている」と指摘し、この問題の調査を要請した。

ロイターは25日、フォックスコンが同州チェンナイ近郊のiPhone工場で、結婚している女性は独身女性よりも家庭での責任が重いことを根拠に、既婚女性を組織的に排除してきたと報じていた。

労働雇用省の声明に対するアップルとフォックスコン、タミルナド州のコメントは得られていない。