韓国バッテリー搭載したフェラーリ、初の電気自動車が来年登場

AI要約

フェラーリが来年末に初の電気自動車を発表する。

新工場での竣工式には多くの重要人物が出席し、韓国企業のバッテリーが搭載される予定である。

フェラーリは2022年から電気自動車の比率を拡大し、2030年には80%まで拡大する計画を立てている。

高級スポーツカーのフェラーリが来年末、初の電気自動車を発表する。

フェラーリは21日(現地時間)、マラネッロで内燃機関の車、ハイブリッド車と共にフェラーリ初の電気自動車を生産する「e-ビルディング」の竣工式を行った。

韓国企業のバッテリーが搭載される予定のフェラーリ電気自動車の価格は50万ユーロ(約7億5000万ウォン、約8540万円)以上と伝えられた。オプション価格が15-20%追加されることを勘案すると、実際の購買価格は9億ウォンに達する見込みだ。

この日の竣工式にはイタリアのセルジョ・マッタレッラ大統領をはじめ、ジョン・エルカーン会長、ピエロ・フェラーリ副会長、ベネデット・ビーニャ最高経営責任者(CEO)らフェラーリ経営陣が出席した。

4万2500平方メートルの敷地の上に地下1階、地上3階の規模で建設されたこの工場は、イタリアの有名建築家マリオ・クチネッラがフェラーリチームと協力して設計した。工事には2年かかった。

聯合ニュースによると、フェラーリは韓国のSKオンを含む複数のバッテリー企業のバッテリーセルを電気自動車に搭載する可能性があると明らかにした。

フェラーリの関係者は「革新のためにセル技術を研究している」とし「我々の目標はバッテリーの特性と作動を深く理解し、供給会社との関係を改善してバッテリー性能の管理をマスターすること」と述べた。

フェラーリは2022年、ハイブリッド・電気自動車の比率拡大を骨子とする4年(2022-26)戦略を発表した。2025年に初めての純粋な電気自動車を出した後、2026年までに生産台数全体に対するハイブリッド・電気自動車の比率を60%まで引き上げることにした。2030年には電動化モデルの比率を80%まで拡大する計画だ。

一方、フェラーリは2019年からプラグインハイブリッドモデルを販売している。

12気筒6500ccの大排気量エンジンの代わりにV6・V83000・4000ccエンジンを採択し、122-162kWの強力な電気モーターを結合したフェラーリのプラグインハイブリッドスーパーカーは、2.5秒で時速100キロに到達する。