山梨学院MF根岸真「高校選抜に入って日本のトップレベルのプレーヤーを目指したい」

AI要約

山梨学院高等学校が帝京第三を下して全国切符を手にした。

試合後、選手は安堵の表情を見せ、チームの成長と目標について述べた。

チームは3冠を目標に掲げ、選手は個人としてもトップレベルのプレーヤーを目指している。

山梨学院MF根岸真「高校選抜に入って日本のトップレベルのプレーヤーを目指したい」

 6月16日、令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)山梨予選の決勝がJITリサイクルインクスタジアムで行われ、大会2連覇中の高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2024 関東2部勢の山梨学院高等学校が1-0で帝京第三を下し優勝を果たし、全国切符を手にした。

 開始早々から攻撃的に攻め続けたものの前半はゴールをこじ開けられなかった山梨学院。後半に入ると帝京第三のカウンターが鋭さを増し、膠着したまま試合時間が刻まれていく。しかし67分、FW9オノボフランシス日華のヘディングでようやく先制すると帝京第三の反撃を抑え込み3年連続のインターハイ出場を決めた。

 「昨日(の準決勝)、今日(の決勝)と2試合連続無失点で終わることができて良かった」と試合後、MF7根岸真はまずは安堵の表情を浮かべた。準々決勝の韮崎戦では一時リードを許し、準決勝・決勝では相手に引かれ苦戦を強いられた山梨学院。それでも根岸は「どんな展開でも自分たちのサッカーを落ち着いてやっていこう」とチームメイトを鼓舞しゲームキャプテンとしての重責を果たした。

 そして「負けて反省して成長するのではなく、勝ってその中で課題を克服して成長しようと入学した時から教えられてきました。(全国を決めたことで)このインターハイ予選でも成長できたのかなと思います」と、教え通りにその成果を出せたことに胸を張った。

 今年はプリンス関東1部昇格、夏・冬の全国制覇と3冠を目標にする山梨学院。根岸は「自分たちのサッカーで(まずはインターハイで)日本一を獲って冬に向けていい夏にしたい」とチームとしての目標を口にする。

 さらに「(個人としても)高校選抜に入って日本のトップレベルのプレーヤーに仲間入りがしたい。そして大学とかプロへ進むためのいい準備の期間としたいです」とその先に続く自身の目標に目を輝かせた。

(文・写真=西山和広)