NATO総長ルッテ氏確実 対抗馬が立候補取り下げ

AI要約

ルーマニア大統領がNATO事務総長への立候補を取り下げ、オランダ首相が後任に就く可能性が高まった。

NATOは次期事務総長を7月に決定する予定で、ルーマニアはオランダ首相を支持する。

ハンガリーはNATOのウクライナ支援に参加しない代わりに、支援自体は阻止しないことで合意した。

 【ブリュッセル共同】ルーマニアのヨハニス大統領は20日、NATO事務総長への立候補取り下げを明らかにした。ロイター通信が報じた。唯一の対抗馬だったヨハニス氏の撤退を受け、ストルテンベルグ事務総長の後任に、オランダのルッテ首相が就くことがほぼ確実な情勢となった。

 NATOは7月にワシントンで開く首脳会議までに次期事務総長を決める予定で、選出は全会一致が原則。ロイターによると、ルーマニアはルッテ氏を支持するという。

 ロシア寄りとされるハンガリーのオルバン首相が今月12日のストルテンベルグ氏との会談で、ハンガリーがNATOのウクライナ支援に参加しない代わりに、支援自体は阻止しないことで合意。