サウジ「大巡礼」中に500人超死亡か、熱中症で 気温50度超

AI要約

世界のイスラム教徒がサウジアラビアの聖地メッカを訪れるハッジ中、猛暑のために少なくとも550人が死亡した。

エジプト人が最も多く、熱中症が原因で323人が亡くなったと報告されている。

気温が51.8度まで上昇し、巡礼者には水分補給と屋外での滞在を控えるよう警告が出されている。

サウジ「大巡礼」中に500人超死亡か、熱中症で 気温50度超

Pesha Magid Saleh Salem

[リヤド/ミナ 18日 ロイター] - 世界のイスラム教徒がサウジアラビアの聖地メッカを訪れる大巡礼(ハッジ)中に、少なくとも550人が猛暑のため死亡したと、仏AFP通信が外交関係者の話として18日伝えた。

死者のうち323人はエジプト人で、その大半が熱中症で亡くなったという。ロイターはこの数字を確認できていない。

ハッジは14日に始まったが、サウジ国営テレビによると、メッカのグランドモスクでは17日、日陰でも51.8度まで気温が上昇したという。

チュニジアのメディアは18日、同国人35人がハッジ中に死亡したと報道。ヨルダン外務省も少なくともヨルダン人6人がハッジ中に熱中症で死亡したと発表した。

サウジ当局は巡礼者に対し、水分補給を怠らず、気温が上がる午前11時から午後3時までは屋外に出ないよう警告している。

当局によると、今年は180万人以上の巡礼者が参加するとみられている。