# 陽子線治療
陽子線でがんを狙い撃つ(4)治療を受けるなら最新装置の第3世代
「究極の放射線治療」として一時期メディアで取り上げられ注目を集めたのが重粒子線治療だ。陽子線と同様、粒子線の一種。中部国際医療センター陽子線がん治療センター施設長の不破信和医師が言う。「私は兵庫県立粒子線医療センター時代、重粒子線と陽子線の両方を経験しています。放射線ではがん細胞
陽子線治療は予後不良の進行肺がん、膵がんの救世主になるか
進化した放射線治療、陽子線治療。従来のX線治療と比較して、陽子線はがんをピンポイントで集中攻撃ができ、正常組織へのダメージをかなり抑えられる。「局所治療なので、血液がんや広範囲にがんが散らばっている場合などは適応外。基本的には、X線治療の対象となるものは全て陽子線で治療できます
陽子線治療の利点は「止まる」と「止まったところで最大パワー」【陽子線でがんを狙い撃つ】#2
がん治療の放射線は大きく分けて、光子線と粒子線がある。従来の放射線治療であるX線は光子線。波長の短い光の波が水と反応し、そこから発生するフリーラジカルががん細胞のDNAを障害して殺傷する。「一方、粒子線に該当するのが陽子線や重粒子線です。X線の殺細胞効果は間接的なものですが、陽
陽子線でがんを狙い撃つ(1)従来の放射線の効果を上回る
体への負担が小さく、効果が高いがん治療として世界で注目を集めているのが陽子線治療だ。 2016年に小児腫瘍(限局性の固形悪性腫瘍)が初めて保険適用になり、2018年、22年、そして今年の診療報酬改定で、新たに保険適用のがんが追加された(囲み参照)。 そんな中、3月
がん最新治療 「陽子線」はピンポイントの攻撃力が強み
6月から陽子線治療の保険適用の対象が拡大した。該当するがん患者にとっては、高額だった陽子線治療が保険適用で受けられることとなり福音だ。ただ、陽子線治療といってもピンとこないかもしれない。がんが縁遠い病気とは言えない現代、がん治療の選択肢として、その存在はぜひとも知っておくべきだ。中部国際医療
たばこを吸わない人の「肺がん」増加! 症状がないから大丈夫…と思ってはいけない
肺がんを、喫煙者または受動喫煙者にリスクが高い病気だと思っていないか? 自分はたばこを吸わないから、身近に吸っている人もいないから、発症するはずがないと──。実は今、たばことは強く関連しない肺がんが増えている。 ◇ ◇ ◇「肺がんの患者数は右肩上がりに増えて