# 連作短編集 2024.07.17 「修業期」なしで作家になった沼田真佑さんが取り組む文体改造 芥川賞受賞後6年を経て第1作連作短編集を刊行 <過ぎる日はしっくりと身にあい、昇る月沈む陽は友人のように篤(あつ)かった。><真夏、真冬とは言うが、春秋はこれがその芯だと定めがたいものがあるからなのか、そうは言わない。> 「影裏(えいり)」の芥川賞受賞から6年を経た受賞後第1作「幻日(げんじつ)/木山の話」は40代の作家木