# 証拠

鹿児島県警、捜査書類の廃棄促す文書作成「再審で組織にプラスない」 大崎事件弁護団が「前例」示し抗議声明「無実の罪晴らす機会奪われる暴挙。許しがたい」
2024.06.17

鹿児島県警、捜査書類の廃棄促す文書作成「再審で組織にプラスない」 大崎事件弁護団が「前例」示し抗議声明「無実の罪晴らす機会奪われる暴挙。許しがたい」

 鹿児島県警が再審などで不利にならないよう、捜査書類の速やかな廃棄を促す内部文書を作成していた問題を巡り、1979年に大崎町で男性の変死体が見つかった「大崎事件」で、第4次再審請求中の原口アヤ子さん(97)の弁護団は16日、「無罪に導く証拠の廃棄を指示するもので、極めて深刻な問題だ」として証拠

『再審法』改正訴え  袴田ひで子氏・周防監督も参加 「冤罪が起きないよう1つ1つ法律を作るしかない」
2024.06.15

『再審法』改正訴え  袴田ひで子氏・周防監督も参加 「冤罪が起きないよう1つ1つ法律を作るしかない」

再審法の改正を求めるイベント「ACT for RETRIAL 今、変えるとき。」が大阪市で開かれ、冤罪被害者や映画監督の周防正行さんらが参加し、現行の再審制度の問題点などを訴えました。判決が確定した審理をやり直す再審については、刑事訴訟法の19か条で規定されていますが、証拠開示の

再審法改正の早期実現求めシンポ 袴田さん姉ら訴え、大阪
2024.06.15

再審法改正の早期実現求めシンポ 袴田さん姉ら訴え、大阪

 刑事裁判をやり直す再審手続きの長期化が極めて深刻として、大阪弁護士会などは15日、大阪市内で再審法改正の早期実現を訴えるシンポジウムを開催した。1966年の「袴田事件」で死刑確定後、昨年に再審が始まり9月に判決が言い渡される袴田巌さん(88)の姉ひで子さん(91)が壇上に立ち「巌だけが助かれ

「明日死ぬとしても手帳がほしい」 在韓被爆者に「証明」の壁
2024.06.15

「明日死ぬとしても手帳がほしい」 在韓被爆者に「証明」の壁

 「今日、明日に死ぬとしても手帳がほしい」。米国による原爆投下から79年がたとうとしている今も被爆者と認められない人が韓国にいる。広島では日本の植民地だった朝鮮半島から徴用された人たちが被爆。帰国後、被爆者健康手帳取得には国境や証人など高いハードルが立ちはだかり、未取得のまま亡くなった人も多い

「法務省が袴田さん論告配布」と国会議員問題視 再審法改正目指す国会議連総会
2024.06.14

「法務省が袴田さん論告配布」と国会議員問題視 再審法改正目指す国会議連総会

 規定が乏しく、冤罪(えんざい)被害者の速やかな救済につながっていないと指摘される再審法(刑事訴訟法の再審規定)の改正実現を目指す超党派の国会議員連盟(柴山昌彦会長)は13日、第5回総会を国会内で開いた。9月に判決を控える袴田巌さん(88)の再審を巡り、出席議員から、法改正に消極的な法務省がロ

探偵業、実際の仕事内容は?プロが明かす〝調査〟の対象はやっぱり「浮気・不倫」 気になる証拠の押さえ方
2024.06.14

探偵業、実際の仕事内容は?プロが明かす〝調査〟の対象はやっぱり「浮気・不倫」 気になる証拠の押さえ方

「名探偵XX」のように、しばしば小説やマンガ、アニメの題材になる“探偵”。しかし、現実には殺人事件や盗難事件の捜査は警察の仕事です。では、探偵はどんな仕事をしているのかというと、大部分はやはり「浮気・不倫」の調査なのだそう。気になる証拠の押さえ方などについて、探偵業者に話を聞きました。(朝日新

SMを優遇?公正取引委員会がKakaoを調査…EXO-CBX側がコメント
2024.06.12

SMを優遇?公正取引委員会がKakaoを調査…EXO-CBX側がコメント

EXO-CBXが、Kakaoエンターテインメントが公正取引委員会から正式に調査を受けていることに対し、立場を明かした。公正取引委員会は10日、音源流通の手数料を差別的に課したという疑惑が持たれているKakaoエンターテインメントに対する立ち入り調査を行った。これは今年初め、Big

鈴鹿サーキットの一角で衝突実験 人形で交通鑑識技術向上図る
2024.06.11

鈴鹿サーキットの一角で衝突実験 人形で交通鑑識技術向上図る

 交通事故の鑑識技術向上を図るため、三重県警が10日、鈴鹿市稲生町の鈴鹿サーキット交通教育センターで「交通鑑識実践塾」を開いた。県内外から約130人の警察官が参加し、事故現場の証拠収集などを学んだ。 実際の車両が使われ、時速約60キロの乗用車と人形を乗せた自転車との衝突事故も再現

【速報】「私は犯人ではない」無罪を主張する男 6年前の殺人事件の『真相』は明かされるのか  3カ月以上に及ぶ異例の裁判員裁判の行方
2024.06.10

【速報】「私は犯人ではない」無罪を主張する男 6年前の殺人事件の『真相』は明かされるのか  3カ月以上に及ぶ異例の裁判員裁判の行方

2018年、大阪府羽曳野市で男性を刃物で刺して殺害した罪に問われている男の裁判員裁判が始まり、男は「私はやっていません。私は犯人ではありません」と無罪を主張しました。異例ともいえる3カ月以上に及ぶ裁判員裁判の背景に一体、何があるのでしょうか。10日、大阪地方裁判所で

「何のためのタイムカードか」町職員の未払い残業代、支給は1人だけ
2024.06.09

「何のためのタイムカードか」町職員の未払い残業代、支給は1人だけ

 栃木県市貝町職員の残業代(時間外勤務手当)未払い問題。町は職員に残業に関するアンケートをし、過去にさかのぼって支給するとしたが、実際に支払われることが決まったのは1人だけだった。なぜこのような結果になったのか――。 市貝町の入野正明町長は4日の町議会全員協議会で、町職員のタイム

通販業者、代金未払い対策に苦慮「実店舗なら万引きなのに…」警察がなかなか動かないワケ
2024.06.08

通販業者、代金未払い対策に苦慮「実店舗なら万引きなのに…」警察がなかなか動かないワケ

「警察に言っても全然動いてくれない!」。怒りをあらわに語るのは、都内で小規模の通販会社を営む40代男性。商品を送ったのに、代金後払いを選択した注文主が一向に支払ってくれないという。「実店舗でお金を払わずに商品を持っていったら、警察は万引きとして対応してくれるじゃないですか。なんで

ハーヴェイ・ワインスタイン、レイプ裁判の再審を前に追訴の可能性
2024.06.06

ハーヴェイ・ワインスタイン、レイプ裁判の再審を前に追訴の可能性

米ハリウッド映画界の元大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインのニューヨーク州での裁判を前に、検察は別の告発者の主張にもとづいて追訴の可能性もあると語った。ハリウッド・レポーター誌によると、ニコール・ブルムバーグ地方検事補は5月29日(水)に行われた審理で、「2020年当時

大川原化工機訴訟 控訴審で初弁論 会社側、再度「捏造」訴える
2024.06.05

大川原化工機訴訟 控訴審で初弁論 会社側、再度「捏造」訴える

 化学機械メーカー「大川原化工機(おおかわらかこうき)」(横浜市)の社長らの起訴が取り消された冤罪(えんざい)事件を巡り、社長らが東京都と国に約2億5000万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審第1回口頭弁論が5日、東京高裁であり、会社側は「事件は捏造(ねつぞう)された」と改めて訴えた。都と国側は

袴田事件再審、なぜ検察は再び死刑を求刑したのか?「歴史に汚点」でも「冤罪・ねつ造の疑い」を認められない理由
2024.06.05

袴田事件再審、なぜ検察は再び死刑を求刑したのか?「歴史に汚点」でも「冤罪・ねつ造の疑い」を認められない理由

 一家4人を殺害したなどとして死刑判決が確定している袴田巌さん(89)のやり直し裁判(再審公判)が2024年5月に結審し、9月26日に判決が言い渡されることになりました。再審公判で弁護側は袴田さんの無罪を主張しましたが、検察側は再び死刑を求刑しました。再審は元の確定判決を覆すような新証拠が出た

2人の新証言「信用できない」と福岡地裁
2024.06.05

2人の新証言「信用できない」と福岡地裁

 福岡地裁は飯塚事件第2次再審請求審の決定理由で、弁護側が示した男女2人の新たな証言を新証拠と認めた上で「証言は信用できない」と判断した。

死刑執行済み「飯塚事件」再審認めず 福岡地裁が決定
2024.06.05

死刑執行済み「飯塚事件」再審認めず 福岡地裁が決定

福岡県飯塚市で平成4年に小学1年の女児2人が殺害された「飯塚事件」で死刑が確定し20年に執行された久間三千年(くまみちとし)元死刑囚=執行時(70)=の第2次再審請求審で、福岡地裁(鈴嶋晋一裁判長)は5日、裁判のやり直しを認めない決定をした。死刑執行後に再審開始決定が出れば初めてのケースだった

娘が「ママ」と初めて呼んだのが、夫の不倫相手だった… 偶然見つけた不倫の証拠から始まる、され妻のドロ沼離婚劇【書評】
2024.06.04

娘が「ママ」と初めて呼んだのが、夫の不倫相手だった… 偶然見つけた不倫の証拠から始まる、され妻のドロ沼離婚劇【書評】

 子どもに初めて呼ばれるときの幸せは何物にも代えがたい。「ママ」や「パパ」という発語に我が子の成長を感じ、きっと感動するはずだ。しかし、愛しい自分の子どもから初めてママと呼ばれたのが他の女性だったとしたら…?『娘が初めて「ママ」と呼んだのは、夫の不倫相手でした』(釈氏とおる

目撃者の新証言、どう評価 飯塚事件、5日に再審可否決定 福岡地裁
2024.06.03

目撃者の新証言、どう評価 飯塚事件、5日に再審可否決定 福岡地裁

 福岡県飯塚市で1992年に小学1年の女児2人が殺害された「飯塚事件」で略取誘拐や殺人罪に問われて死刑が確定し、2008年に執行された久間三千年(くまみちとし)元死刑囚(執行時70歳)の第2次再審請求審で、福岡地裁(鈴嶋晋一裁判長)は5日に裁判のやり直し(再審)を認めるかどうかの決定を出す。焦

飲酒運転めぐり刑事裁判は「無罪」も、民事は事実を「認定」…真逆の判断に “逆転”判決はなぜ起きる?
2024.06.03

飲酒運転めぐり刑事裁判は「無罪」も、民事は事実を「認定」…真逆の判断に “逆転”判決はなぜ起きる?

飲酒運転をめぐる刑事裁判で無罪が確定した福岡市の男性が、福岡県に対し、運転免許を取り消した処分の取り消しなどを求めた訴訟で、福岡地裁は5月29日、男性の酒気帯び運転を認定し、請求を棄却した。報道によると、男性は2020年1月、同県内の道路で酒気帯び運転をしたとして道交法違反などで

宇佐市の親子強盗殺人事件 現場の血がついた靴下痕について公的機関の研究者が証言 大分
2024.05.30

宇佐市の親子強盗殺人事件 現場の血がついた靴下痕について公的機関の研究者が証言 大分

大分県宇佐市安心院町で親子2人が殺害された強盗殺人事件の裁判員裁判で、現場に残された血のついた靴下痕について、鑑定を行った公的研究機関の研究者が証言しました。この裁判では佐藤翔一被告(39)が、2020年2月宇佐市安心院町の住宅で親子2人を殺害した強盗殺人などの罪に問われています