# 社会批判 2024.07.12 真実と作り手や観客の欲望が織り混ざった韓国映画の「ファクション」 44作品の背景を解説する著書を刊行した崔盛旭さん 格差社会を風刺した映画「パラサイト 半地下の家族」(2019年)は、カンヌ国際映画祭最高賞とアカデミー賞主要4部門に輝き、韓国映画の世界化を印象付けた。痛烈な社会批判と娯楽性を両立させた映画製作は、韓国のお家芸。「背景の歴史や文化を知ると映画がより楽しめます」。映画研究者の著者が、44作品に