# 特攻隊員

戦意高揚に大々的に利用された、ある神風特攻隊員の死 「たたえる歌」の歴史を明らかに
2024.08.23

戦意高揚に大々的に利用された、ある神風特攻隊員の死 「たたえる歌」の歴史を明らかに

 太平洋戦争中、旧須知町(現京丹波町)から神風特別攻撃隊員となり、死をたたえる歌「嗚呼(ああ) 西村少尉」が作られた西村克己さんについて調べた元高校教員が、南丹市園部町で講演した。死が戦意高揚に利用された歴史を明らかにし、記憶を記録としてつなぐ必要性を訴えた。 西村さんは、22歳

映画や五輪選手の発言が影響? 「特攻」ゆかりの施設を訪れる若者急増、平和に思いはせる 鹿児島県内
2024.08.18

映画や五輪選手の発言が影響? 「特攻」ゆかりの施設を訪れる若者急増、平和に思いはせる 鹿児島県内

 太平洋戦争で命を落とした特攻隊員の遺書や手紙、遺品などを展示する鹿児島県内施設への来館者が増えている。南九州市の知覧特攻平和会館は夏休みに入って来場が増え、通常の千人程度に対して3000人を超す日も。家族連れや若者が目立ち、それぞれに平和への思いを新たにしている。 特攻を巡って

特攻の地・知覧に全国の若人たちが集い、平和を訴えた。「過去に学び行動を」 平和スピーチコン
2024.08.16

特攻の地・知覧に全国の若人たちが集い、平和を訴えた。「過去に学び行動を」 平和スピーチコン

 終戦の日の15日、太平洋戦争末期に多くの特攻隊員が飛び立った鹿児島県南九州市の知覧文化会館で「平和へのメッセージfrom知覧第35回スピーチコンテスト」があった。応募総数1759点から選ばれた中学、高校、一般の計9人と平和作文コンテストの小学生1人が平和の思いを訴えた。 中学生

終戦の日、千葉の県忠霊塔などで追悼式 戦争の悲惨さ語り継ぐ 平和への誓い新た
2024.08.15

終戦の日、千葉の県忠霊塔などで追悼式 戦争の悲惨さ語り継ぐ 平和への誓い新た

終戦から79年となった15日、千葉県でも各地で先の大戦の犠牲者への追悼式が行われ、恒久平和の誓いを新たにした。県主催の式は県忠霊塔(千葉市中央区)で行われ、熊谷俊人知事や県遺族会の川島義美会長(83)ら約50人が参加した。正午から1分間、黙禱(もくとう)をささげ、花を手向けた。<

出撃前日に終戦迎えた元特攻隊員 自宅に設けた「資料館」を後世に 資料は人海戦術で新たな場所へ
2024.08.15

出撃前日に終戦迎えた元特攻隊員 自宅に設けた「資料館」を後世に 資料は人海戦術で新たな場所へ

戦争の記憶を未来へ、「NO WAR プロジェクト つなぐ、つながる」。出撃前日に終戦を迎えた元特攻隊員。自宅に作った資料館を後生に受け継ぐ取り組みを取材しました。大分予科練資料館。元特攻隊員の川野喜一さんが1988年、自宅の一角に設けた私設の資料館です。戦友や遺族から寄せられた写

沖縄陥落で延期、玉音放送で予定変更…まさかの展開で「特攻命令」を免れた元学徒兵たちの証言「ハァーって溜息が出るような気持ち」
2024.08.15

沖縄陥落で延期、玉音放送で予定変更…まさかの展開で「特攻命令」を免れた元学徒兵たちの証言「ハァーって溜息が出るような気持ち」

第1回【ゼロ戦で墜落死したはずが棺桶の中で蘇生、仲間が「生きているぞ」と大騒ぎして…太平洋戦争「出陣学徒」たちの壮絶体験】からの続き 持ち慣れぬ小銃を手に、約3万人の学生が外苑で雨中を行進した「出陣学徒壮行会」は、昭和18年(1943年)10月21日に行われた。徴兵された学徒は1

「愚かな指導者たちが生き残るのに、自分は死ぬ」…残される親や女性を思いながらも、諦めを抱いて突入した特攻隊員
2024.08.15

「愚かな指導者たちが生き残るのに、自分は死ぬ」…残される親や女性を思いながらも、諦めを抱いて突入した特攻隊員

生還の見込みのない体当たり兵器に乗り込んだ若者たち。戦局挽回、国民の士気高揚を目的に「一億総特攻」を打ち出す軍上層部、メディア。国民は特攻、そして特攻隊員をどう見ていたのか。『特攻隊員の現実』では、前線、銃後の人びとの生の声をもとに、特攻を再現する。本

特攻隊員は、遺される親や女性たちに何を思っていたのか…遺書や日記に書かれた「心の叫び」
2024.08.14

特攻隊員は、遺される親や女性たちに何を思っていたのか…遺書や日記に書かれた「心の叫び」

生還の見込みのない体当たり兵器に乗り込んだ若者たち。戦局挽回、国民の士気高揚を目的に「一億総特攻」を打ち出す軍上層部、メディア。国民は特攻、そして特攻隊員をどう見ていたのか。『特攻隊員の現実』では、前線、銃後の人びとの生の声をもとに、特攻を再現する。※

生還の見込みのない体当たり兵器に乗り込んだ特攻隊員たちは、何を思い、亡くなっていったのか
2024.08.13

生還の見込みのない体当たり兵器に乗り込んだ特攻隊員たちは、何を思い、亡くなっていったのか

生還の見込みのない体当たり兵器に乗り込んだ若者たち。戦局挽回、国民の士気高揚を目的に「一億総特攻」を打ち出す軍上層部、メディア。国民は特攻、そして特攻隊員をどう見ていたのか。『特攻隊員の現実』では、前線、銃後の人びとの生の声をもとに、特攻を再現する。本

24歳京大生や22歳日大生も…神に供えられる「いけにえ」として突進していった特攻隊員
2024.08.12

24歳京大生や22歳日大生も…神に供えられる「いけにえ」として突進していった特攻隊員

生還の見込みのない体当たり兵器に乗り込んだ若者たち。戦局挽回、国民の士気高揚を目的に「一億総特攻」を打ち出す軍上層部、メディア。国民は特攻、そして特攻隊員をどう見ていたのか。『特攻隊員の現実』では、前線、銃後の人びとの生の声をもとに、特攻を再現する。※

「8月15日の特攻隊員」文庫化 福島県いわき市出身・道脇さん書き下ろしのノンフィクション 戦争の記憶伝える
2024.08.06

「8月15日の特攻隊員」文庫化 福島県いわき市出身・道脇さん書き下ろしのノンフィクション 戦争の記憶伝える

 福島県いわき市出身の道脇紗知さん(45)=同市小名浜在住=は2007(平成19)年に自身が書き下ろしたノンフィクション「8月15日の特攻隊員」をこの度文庫化した。 8月15日―。79回目の終戦の日がやってくる。戦後間もなく80年を迎える中、戦没者の遺族は高齢化が進み、戦争を知る

錦織一清演出・出演「あゝ同期の桜」衛星劇場でテレビ初放送
2024.08.05

錦織一清演出・出演「あゝ同期の桜」衛星劇場でテレビ初放送

舞台「あゝ同期の桜」が、8月11日19:15から衛星劇場でテレビ初放送される。「あゝ同期の桜」は、特攻隊員たちの青春群像劇。海軍飛行予備学生十四期会による遺稿集「あゝ同期の桜 帰らざる青春手記」(毎日新聞社)をもとに、榎本滋民が手がけた同作は、1967年に初演された。今年3月に東

特攻隊の思い繋ぐ 最初の出撃から80年 舞台「帰ってきた蛍」東京・俳優座で6月29日開幕
2024.06.13

特攻隊の思い繋ぐ 最初の出撃から80年 舞台「帰ってきた蛍」東京・俳優座で6月29日開幕

先の大戦末期、特攻隊員の最期の日々を温かく見守り「特攻の母」と呼ばれた「富屋食堂」の女将、鳥濱トメ(1902~92年)、その娘たちと隊員との交流を実話を基に描いた舞台「帰って来た蛍~永遠の言ノ葉~」が東京・俳優座で29日に開幕する。今年は特攻隊による最初の出撃が行われてから80周年。脚本・演出

映画やSNSで話題「戦争」の記憶を若い世代へ共有するには 元教員の原作者が高校で講演
2024.06.06

映画やSNSで話題「戦争」の記憶を若い世代へ共有するには 元教員の原作者が高校で講演

戦時中の日本にタイムスリップした少女と特攻隊員をめぐる物語を描いた話題の小説。作家が名古屋の高校を訪れ、特別授業を行いました。生徒たちが感じたのは…。 愛知県在住の作家、汐見夏衛さんが名古屋市港区の南陽高校へ訪れました。 汐見さんの小説「あの花が咲く丘で、君とまた出