# 文学史

「男も女もす（為）なる」ために殿上人から市井の人々まで使っていた、「珠玉の言葉」を徹底的に集めた話題の書『性愛古語辞典──平安・奈良のセックス用語集』（下川耿史著、作品社）より、コラム「『詩経』と『遊仙窟』」を抜粋。　　　　　　◇　◇　◇奈良時代の760年（天平宝字

　女優の吉高由里子（36）が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」（日曜後8・00）第33話「式部誕生」の再放送は7日午後4時から。通常の再放送の時間には「立憲民主党代表選　立候補者討論会」（後1・05～2・35）がオンエアされる。　「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛～

　「あった……」。文末の署名を見つけ、息を吐いた。　作家・山崎豊子（1924～2013年）が毎日新聞記者時代に書いた、女性労働者に関する記事が見つかった。山崎が生前、当時の上司だった井上靖から褒められた逸話を語っていた一本。出版関係者らに存在は知られていたが、長く埋もれ、光があて

　18世紀から19世紀にかけて、イギリスを中心に流行したゴシックロマンス。ホラーの源流としても知られるこのジャンルには、抑圧的な社会から逸脱しようとした女性たちの“戦術”が隠されている、と英文学者の小川公代さんは言います。ゴシックに新たな光を当てた研究書『ゴシックと身体　想像力と解放の英文学』