# 戦前

「明らかにしたのは、私が初めてのはず」京都大研究者が明かす京都学派と戦後韓国の知られざる関係
2024.08.29

「明らかにしたのは、私が初めてのはず」京都大研究者が明かす京都学派と戦後韓国の知られざる関係

 植民地主義のまっただ中にあった戦前日本とその隣の朝鮮は、思想的にどんな影響関係にあったのか-。振り返るには痛みが伴う歴史のテーマに、韓国出身で京都大講師の郭旻錫(カク・ミンソク)さんは真っ正面から取り組んでいる。戦時体制と関わった京都学派の田辺元や、戦後の韓国社会に大きな影響を及ぼした哲学者

「虎に翼」寅子のモデル「三淵嘉子」がついに弁護士になったものの、開店休業だった理由。
2024.08.28

「虎に翼」寅子のモデル「三淵嘉子」がついに弁護士になったものの、開店休業だった理由。

NHKの連続テレビ小説『虎に翼』が放送以来、好調をキープしている。毎朝の放送のたびに、SNSでも大きな話題となっているようだ。主人公・佐田寅子(ともこ)のモデルとなっているのが、女性初の弁護士で、女性初の裁判所長となった三淵嘉子(みぶち・よしこ)である。実際にはどんな人物だったのか。解説を行っ

東大名誉教授の伊藤隆さん死去 91歳 ファシズム論争、歴史教科書の改善運動に関わる
2024.08.27

東大名誉教授の伊藤隆さん死去 91歳 ファシズム論争、歴史教科書の改善運動に関わる

日本近現代政治史研究の第一人者として知られる歴史学者で東京大名誉教授の伊藤隆(いとう・たかし)さんが19日、複数の疾病による合併症のため死去した。91歳。東京都出身。葬儀は近親者で行った。東大文学部国史学科卒。同大学院修士課程修了。東大教授や政策研究大学院大教授などを歴任した。著

歴史学者の伊藤隆さん死去 91歳、戦前期の政治史研究
2024.08.27

歴史学者の伊藤隆さん死去 91歳、戦前期の政治史研究

 政治家や軍人の日記などを発掘し、昭和戦前期の政治史研究をリードした歴史学者で東京大名誉教授の伊藤隆(いとう・たかし)さんが19日午後、複数の疾病による合併症のため死去した。91歳。東京都出身。葬儀は近親者で行った。 東京大助教授などを経て教授に。戦後の歴史学会で影響力を持ったマ

NHK朝ドラ『虎に翼』第104回(8月22日)・寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)が二人なりの夫婦の形を見つける
2024.08.21

NHK朝ドラ『虎に翼』第104回(8月22日)・寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)が二人なりの夫婦の形を見つける

戦前戦後の日本で法曹の道を歩むヒロインの情熱あふれる姿を描く連続テレビ小説『虎に翼』(NHK朝ドラ)。第104回(8月22日)では、寅子と航一が結婚にあたって二人なりの夫婦の形を見つける。ヒロイン・寅子(伊藤沙莉)は、恋人の航一(岡田将生)からそこまで悩むのなら結婚をやめようと告

富山県内の戦前・戦中生まれ、高齢化進み13万人
2024.08.19

富山県内の戦前・戦中生まれ、高齢化進み13万人

 終戦から79年が経過し、富山県内の戦前・戦中生まれの人口は減少が進んでいる。国や県の統計によると、1944年9月以前に生まれた人は、2000年に約36万9千人おり、県民の3分の1を占めた。その後は高齢化が進行し、23年は約13万人で、人口に占める割合は13%まで低下した。 空襲

「虎に翼」が「玉音放送」によって敗戦を描かなかったワケとは…〈なぜ岡田将生演じる航一は“苦悩”し続けたのか〉
2024.08.15

「虎に翼」が「玉音放送」によって敗戦を描かなかったワケとは…〈なぜ岡田将生演じる航一は“苦悩”し続けたのか〉

 NHKの朝ドラ「虎に翼」は、日本近現代史を研究している立場からもとてもおもしろい。日本で初めて女性として弁護士・裁判所所長などを務めた三淵嘉子をモデルにしたドラマであるが、三淵とは実際は関係のなかった戦前の大疑獄事件である帝人事件(ドラマでは共亜事件)では父親が逮捕され、同じく実際は三淵と交

《太平洋戦争・終戦79年》終戦前日の空襲「なんと無情な、もう1日早かったら…」昭和100年を前に
2024.08.15

《太平洋戦争・終戦79年》終戦前日の空襲「なんと無情な、もう1日早かったら…」昭和100年を前に

 太平洋戦争の終戦前日、アメリカ軍による最後の大阪大空襲で多くの命が奪われた「京橋駅空襲」。 8月14日午前、惨劇から79年を迎え、被災者慰霊祭が大阪市城東区のJR京橋駅南口にある慰霊碑前で営まれた。 慰霊祭は1955(昭和30)年に始まり、70回目となった。

「お母ちゃん、どうして私を捨てたの?」過酷な幼少期を過ごした祖母キヨさんが日本一幸せなおばあちゃんになった話とは
2024.08.11

「お母ちゃん、どうして私を捨てたの?」過酷な幼少期を過ごした祖母キヨさんが日本一幸せなおばあちゃんになった話とは

Instagramやライブドアブログ「ゆっぺのゆる漫画ブログ」で、実話をもとにしたエッセイ漫画を描く漫画家のゆっぺさん(@yuppe2)。ブログは2021年には月間3000万PVを記録し「ライブドアブログ OF THE YEAR2021」最優秀グランプリを受賞。2021年12月から執筆してきた

戦前に満州・台湾で甲子園を夢見た高校球児たちの青春 “外地”で花開いた野球文化と戦争の悲劇
2024.07.30

戦前に満州・台湾で甲子園を夢見た高校球児たちの青春 “外地”で花開いた野球文化と戦争の悲劇

戦前、日本が統治した台湾や朝鮮などの「外地」にも、野球文化が花開いていった。そして、内地と同じように甲子園を夢見る高校球児たちがいたのである。しかし、彼らの青春はやがて戦争に呑み込まれてゆく……。今回は、知られざる「戦前外地の高校野球」についてご紹介したい。■台湾・朝鮮の野球ブー

【番記者の視点】浦和にブーイングと拍手…最悪の前半→後半2ボランチ変更でドロー 問われる戦術の変化
2024.06.24

【番記者の視点】浦和にブーイングと拍手…最悪の前半→後半2ボランチ変更でドロー 問われる戦術の変化

◆明治安田J1リーグ▽第19節 浦和2―2鹿島(22日・埼玉スタジアム) 【浦和担当・星野浩司】試合後、ゴール裏に大挙した浦和サポーターからはブーイングと拍手が入り交じった。0―2から後半に追い付いて劇的ドロー。あくまで展開だけ見ればポジティブだが、ホームで引き分け、そして5戦勝

朝ドラ『虎に翼』で最大の発明といえる重要フレーズ。プロデューサーによる“定義”にも注目
2024.06.23

朝ドラ『虎に翼』で最大の発明といえる重要フレーズ。プロデューサーによる“定義”にも注目

『虎に翼』(NHK総合、午前8時放送)の主人公・猪爪寅子(伊藤沙莉)は、社会への違和感として「はて」と疑問を浮かべる。 それに比例して、寅子の周囲の女性たちは、感情を表に出さない「スンッ」状態を強いられている。この「スンッ」が俳優の演技レベルではどんなことを表現しているのか。

【5月22日の虎に翼】第38話 兄・直道が出征、寅子は穂高に頼まれた講演当日に倒れてしまう
2024.05.21

【5月22日の虎に翼】第38話 兄・直道が出征、寅子は穂高に頼まれた講演当日に倒れてしまう

 伊藤沙莉が主演のNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月曜~土曜8時・土曜は一週間振り返り放送)。5月22日は第38話が放送される。寅子の身体がついに悲鳴をあげて…。 猪爪家に召集令状が届き、寅子(伊藤沙莉)の兄・直道(上川周作)の出征が決まる。母・はる(石田ゆり子)は直道のためにで

「背広と着物しか着ません」大正ロマン推し高校生 丸眼鏡で登校、ノートは旧字体
2024.05.06

「背広と着物しか着ません」大正ロマン推し高校生 丸眼鏡で登校、ノートは旧字体

【7日の虎に翼】香淑のもとに特高が現れ、寅子たちは香淑の事情を知り衝撃を受ける
2024.05.06

【7日の虎に翼】香淑のもとに特高が現れ、寅子たちは香淑の事情を知り衝撃を受ける