# 博物館・記念館
幻想的な光の点滅 動鳴気峡でヒメボタル、和歌山・田辺
和歌山県田辺市稲成町にある動鳴気峡で、ヒメボタルがイルミネーションのように光を点滅させながら飛び交っている。 県立自然博物館(海南市)によると、ヒメボタルは幼虫が陸地で暮らし、成虫は最大でも10ミリに満たない。幼虫が水中で生活し、この時季に川辺を飛び交うゲンジボタル(最大約20
企画展「五月中の申御野馬追」 21日、福島県南相馬市で開幕
福島県南相馬市博物館の企画展「五月中の申御野馬追」は21日、開幕する。初公開の相馬野馬追大絵図や歴代PRポスターを並べ、野馬追の伝統や日程変更の変遷を紹介する。8月18日まで。 初めて展示する「相馬野馬追大絵図」は横約3メートル、縦約1メートルで、現存する江戸時代の野馬追絵図3
230年ぶり修理の国宝「両界曼荼羅」、高価な「紫根」の使用判明…空海が制作指揮
京都国立博物館などは20日、弘法大師・空海が制作に関わった「両界曼荼羅(まんだら)(高雄曼荼羅)」(国宝)の絹地を染めるのに、紫色の高価な染料の原材料として知られる「紫根」が使われていたことが分かったと発表した。高雄曼荼羅を約230年ぶりに修理するのに合わせて科学的な調査を行い、突き止めたと
国宝曼荼羅、紫の染料特定 京都・神護寺所蔵
京都国立博物館などは20日、神護寺(京都市右京区)が所蔵する9世紀の国宝「高雄曼荼羅」を科学分析した結果、生地を紫に染めた染料に「紫根」と呼ばれる材質が使われていたと発表した。平安期の曼荼羅の染料材質が特定されるのは珍しいという。当時高価とされた紫根が、縦横4メートル前後ある大きな曼荼羅に使
国宝「高雄曼荼羅」染料は紫根 朝廷の関与裏付け 京都国博
京都国立博物館は20日、国宝に指定されている「紫綾金銀泥絵両界曼荼羅(まんだら)図」(高雄曼荼羅)の文様の染料に、植物のムラサキの根(紫根)が使われていたと発表した。 高雄曼荼羅は平安時代前期、淳和天皇の発願で制作されたとされ、同館の大原嘉豊教育室長は「紫根は当時、使用が禁止さ
G7サミット記念館開館、皮肉にも平和時計はリセット…広島・平和記念公園
広島市内で先進7か国首脳会議(G7サミット)が開催され、19日で1年を迎えた。平和記念公園(中区)では、各国首脳らが核軍縮などを議論した円卓、資料を展示する「G7広島サミット記念館」がオープン。皮肉にも園内の広島平和記念資料館では、米国の臨界前核実験を受けて「地球平和監視時計」がリセットされ
横須賀は太古、干潟や海だった 化石から温暖化学ぶ企画展、市自然・人文博物館
化石を通じて地球温暖化が進んでいた時代を学べる企画展「12・5万年前の横須賀」が7月7日まで、横須賀市深田台の市自然・人文博物館で開かれている。 展示されているのは魚介類やヤベオオツノジカの化石など計28点で、いずれも12万5千年前に三浦半島に生息していた生物だ。中でも、魚類の
英国のお宝探しでアマチュアが大活躍、金属探知機で次々と発見、数億円級の遺物も
かつてナポレオンは、英国は「商人の国」だと言った。もしナポレオンが現代に生きていたら、「アマチュア考古学者の国」だと訂正したかもしれない。 英国では現在、ゴム長靴や移植ごて、金属探知機を取りそろえた一般市民が埋蔵された宝物を探し求め、かつてないほど国土を掘り起こしている。そして