# 先生と生徒
2024.07.24
心を解きほぐす(7月24日)
〈数学だけは隣の人に見せて貰[もら]ったのか、それともこっそり見たのか、まアそんなことをして試験は漸[や]っと済[すま]した〉。夏目漱石が振り返る旧制一高の前身、東京大学予備門の入試の一幕だ。回想録「私の経過した学生時代」にある。文豪にも手を焼く科目があった▼県内の中学生も数学は大の苦手なの
2024.05.16