# マンハッタン計画

長崎原爆投下の同行ルポでピュリツァー賞のNYT記者 評価はいま
2024.08.09

長崎原爆投下の同行ルポでピュリツァー賞のNYT記者 評価はいま

 第2次世界大戦中、米国が原爆開発を進めたマンハッタン計画に「広報担当」として参加したニューヨーク・タイムズ(NYT)の記者がいた。長崎への原爆投下に同行した報道はピュリツァー賞を得るなど、当時は高く評価されたが、時代とともに変化が起きている。 ウィリアム・ローレンス記者(188

こうして本当の被害は隠された…原爆投下後「人体への危険性は無視できる」としたアメリカ海軍の極秘文書
2024.08.07

こうして本当の被害は隠された…原爆投下後「人体への危険性は無視できる」としたアメリカ海軍の極秘文書

79年前、広島、長崎への原爆投下はアメリカ国内でも止めるべきだという意見が出てきていたのになぜ実行されたのか。作家の山我浩さんは「原爆投下を決めた大統領、陸軍将校らは、事前に科学者たちが提出した警告を拒絶。投下後もその甚大な被害を矮小化した。彼らの執念は今もアメリカを呪縛しつづけている」という

1950年代の米国で起きた悲惨な「ウランラッシュ」、核の時代の採掘ブームと残る負の遺産
2024.07.21

1950年代の米国で起きた悲惨な「ウランラッシュ」、核の時代の採掘ブームと残る負の遺産

 1950年代、米国ではゴールドラッシュならぬウランラッシュが起きていた。ウランを掘り当てて一儲けしようと、西部に押し寄せた労働者たちは、つるはしやシャベルとともにガイガーカウンターを持って鉱山へ入った。富への飽くなき欲求は莫大な利益をもたらしたが、核の時代の幕開けとともに始まった埋蔵ウランを

映画「リッチランド」 広島市内で先行上映
2024.07.10

映画「リッチランド」 広島市内で先行上映

アメリカの原爆製造計画・マンハッタン計画をきっかけに生まれた町を描いた映画「リッチランド」が広島市内の映画館で先行上映されました。映画「リッチランド」は、原爆を作る計画のもとで生まれた町「リッチランド」を描いたドキュメンタリー映画です。核燃料生産拠点で働く人のための

高校のシンボルマークはキノコ雲…「オッペンハイマー」で注目のマンハッタン計画のもと作られた町の歴史と現在を紐解くドキュメント「リッチランド」公開
2024.07.06

高校のシンボルマークはキノコ雲…「オッペンハイマー」で注目のマンハッタン計画のもと作られた町の歴史と現在を紐解くドキュメント「リッチランド」公開

 第96回アカデミー賞受賞作品「オッペンハイマー」で注目された、第2次世界大戦下米国のマンハッタン計画。核燃料生産拠点「ハンフォード・サイト」で働く人々とその家族が生活するために作られた町、リッチランドの知られざる歴史と現在を映したドキュメンタリー「リッチランド」が公開された。アイリーン・ルス

原爆製造のために生まれた町の歴史と現在…『リッチランド』予告編
2024.05.31

原爆製造のために生まれた町の歴史と現在…『リッチランド』予告編

『オッペンハイマー』で描かれた、マンハッタン計画のもとで生まれた町の知られざる歴史と現在を描いたドキュメンタリー映画『リッチランド』から、日本人の原爆史観を揺さぶるような予告編が解禁された。アメリカの典型的な郊外の町、ワシントン州南部にあるリッチランド。のどかに暮らす人々が応援す

オッペンハイマーとマンハッタン計画とコンピューター
2024.05.20

オッペンハイマーとマンハッタン計画とコンピューター

今年のアカデミー賞を総なめにした映画「オッペンハイマー」を観た。クリストファー・ノーラン監督による3時間を超えるこの映画はかなりシリアスな内容であるが、年々きな臭くなる現代の世界情勢を思うといろいろと考えさせられる、見ごたえ十分の歴史大作である。■原爆開発の大プロジェクト「マンハ