# H形鋼

　大阪ときわ会が発表した7月末時点の大阪地区のH形鋼在庫状況は、商社・特約店を合わせた総在庫が前月比1・9％減の6万500トンで在庫率が2・57カ月だった。

　胴縁など鉄骨二次部材を製作する松山鋼材（本社＝千葉県旭市、向後賢司社長）は、昨年開設した千葉県匝瑳市の匝瑳工場の加工体制強化を進めており、このほど、H形鋼の1300ミリメートルサイズまで対応する加工ラインを1ライン完成させた。将来的な大型サイズのニーズ拡大を想定し、対応力を強化するのが狙い。

　日本製鉄は21日、H形鋼の店売り向け8月販売価格について、前月価格を据え置くと発表した。外法H形鋼、物件（プロジェクト）向けH形鋼は前月までの方針を維持し、拡大サイズエキストラを含め2022年度以降のトン当たり累計3万8000円水準の値上げ姿勢を維持する。需要に見合った受注・生産に徹する。<

【日刊工業】◆CO2輸送に共通仕様　日揮・経産省など協議会　回収・貯留、商用化で連携(1)◆微細配線形成に対応　オーク製作所　中間基板向け露光装置(1)◆合成メタン製造・輸出　東ガス・大ガス・東邦ガス　30年以降、年13万トン　豪社と詳細検討(3)

日本製鉄は18日、店売り向けおよび外法H形鋼、物件（プロジェクト）向けH形鋼の7月販売価格について、前月価格を据え置くと発表した。需要に見合った生産に徹する。外法H形鋼、物件向けについては拡大サイズエキストラを含め、22年度以降トン当たり累計3万8000円水準の値上げ姿勢を維持する。

日本製鉄は18日、形鋼扱い流通で構成する「ときわ会」のH形鋼の6月末在庫量が前月比横ばいの22万900トンだったと発表した。在庫率は微増の3・63カ月と7カ月連続の3カ月台。出庫量は同5・1％減の6万900トン、日当たり（20日稼働前提）の出庫量は3000トンと前年同月比11・8％減（マイナス

　日本製鉄は19日、店売り向けおよび外法H形鋼、物件（プロジェクト）向けH形鋼の6月販売価格について、前月価格の据え置きを決めた。需要に見合った生産に徹する。外法H形鋼、物件向けについては拡大サイズエキストラを含め、22年度以降トン当たり累計3万8000円水準の値上げ方針を維持する。

ヤマトスチール（本社＝兵庫県姫路市、山内靖彦社長）は21日、6月出荷分の店売り向けH形鋼販売価格を前月分から据え置くと発表した。一般形鋼（溝形鋼・I形鋼）の6月契約分も据え置く。4月からの電力値上げや人件費・輸送費などの上昇で大幅なコスト高に直面しているが、足元の鋼材需要や市況動向などを踏まえ