# 食品加工業

とろける食感「牛とろフレーク」 事業譲渡後も生産者のため挑戦つづく
2024.09.10

とろける食感「牛とろフレーク」 事業譲渡後も生産者のため挑戦つづく

 【北海道音更町】「なぜ山忠が肉なんだ」 雑穀卸の山本忠信商店(音更町、山本英明社長)=以下山忠=は昨年7月、「牛とろフレーク」を製造・販売する十勝スロウフード(清水町)の全株式を取得し、子会社化した。「全国ご当地どんぶり選手権」でグランプリを獲得し、いまや清水町、十勝・北海道を

広島ヤンマー商事、カキ原料の供給開始
2024.08.30

広島ヤンマー商事、カキ原料の供給開始

 広島ヤンマー商事は、広島県産カキを使用した「パスカルかきエキス‐PP」を開発した。「国産原料・特殊製法・アップサイクル」を差別化に、提案を進めていく。 煮出し製法によるカキエキス抽出後のむき身(残渣)を使用し、広島県食品工業技術センターで確立された圧力酵素分解技術を活用して製造

県庁内のコワーキングスペース 官民一体の「つながる場」には「ハードル高い」との声も 起業家ら新産業創出へ「セミナーや懇親会」に留まらぬ、明確な戦略と支援に期待
2024.07.01

県庁内のコワーキングスペース 官民一体の「つながる場」には「ハードル高い」との声も 起業家ら新産業創出へ「セミナーや懇親会」に留まらぬ、明確な戦略と支援に期待

 鹿児島県庁18階のコワーキングスペース「かごゆいテラス」で27日、オーストラリアへの販路拡大に関するセミナーが県の主催で開かれた。現地で日本製品の流通を手がける企業が市場の特徴や動向を説明、県内の食品加工業者ら約20人が熱心に耳を傾けた。 かごゆいテラスは、異業種交流による新産

江良水産(天草市) 雑節生産で「だし文化」下支え 新商品の開発も 【地元発・推しカンパニー】
2024.06.18

江良水産(天草市) 雑節生産で「だし文化」下支え 新商品の開発も 【地元発・推しカンパニー】

 天草市久玉町の工場が近づくと、もくもくと立ちのぼる煙が目に入り、天草のまきでいぶした魚の香ばしい香りに包まれる。牛深地域が日本一の生産量を誇る「雑節」の加工を手がけ、調味料メーカーなどに出荷、全国の飲食店や業務用の調味料として使われている。日本の「だし文化」を下支えする存在だ。