# 軍事会社

　ロシアの「ワグネル」によって、民間軍事会社の存在が多くの人々に認知された。一方、民間軍事会社の歴史上、避けて通れないのがエグゼクティブ・アウトカムズ社である。伝説的とも呼ばれる同社の成り立ちとは。※本稿は、菅原出著『民間軍事会社　「戦争サービス業」の変遷と現在地』（平凡社新書）を一部抜粋・編

　ロシアのウクライナ侵攻報道などで度々耳にする民間軍事会社。中でもロシアの民間軍事会社「ワグネル」は、創設者であるプリゴジン氏が亡くなったことが大きな話題となった。しかし、そもそも民間軍事会社とは、一体どのような組織なのだろうか。※本稿は、菅原出著『民間軍事会社　「戦争サービス業」の変遷と現在

　昨年6月、ロシア国内に衝撃を与えた民間軍事会社「ワグネル」の反乱から1年が経過した。反乱の2カ月後、創設者のエフゲニー・プリゴジン氏は自家用ジェット機の墜落で不慮の死を遂げ、ワグネルは事実上解体された。　一方、皮肉なことに、亡きプリゴジン氏が糾弾していた国防省と軍の指導部では人

　米CNNは25日、米政府が、ロシア軍の侵攻を受けるウクライナに米国の軍事会社の派遣を認める方向で検討していると報じた。米国が供与した兵器などの修理やメンテナンスが目的だといい、CNNは「（実現すれば）バイデン米政権のウクライナ政策は改めて重要な転換点を迎える」としている。　米政

2023年8月に飛行機事故で死亡した、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」創始者のプリゴジン氏の墓に、銅像が設置された。誕生日の6月1日に公開される予定だ。ロシアの独立系メディアは28日、サンクトペテルブルクにあるプリゴジン氏の墓前に設置された銅像の映像を公開した。プリ

　ウクライナでの「特別軍事作戦」を続けるロシアでは、受刑者らで構成する部隊「ストームZ」が戦場へ送られ、激戦を強いられている模様だ。その実態はいかなるものなのか。　ロシアで受刑者の前線投入を最初に始めたのは、政商のプリゴジン氏が率いた民間軍事会社「ワグネル」だ。水面下で国の全面支