# 資源量

【異変続く北の海】サケ・イカ・カニだけでなく和食文化の肝「昆布」も獲れない事態、温暖化で近海コンブ消滅の危機
2024.09.04

【異変続く北の海】サケ・イカ・カニだけでなく和食文化の肝「昆布」も獲れない事態、温暖化で近海コンブ消滅の危機

 8月に北海道を訪れた。太平洋沿岸の街にある魚介類が豊富に揃うスーパーで毎年、手ごろな価格で毛ガニや地場の魚を購入して北の幸を楽しんでいる。ところが、今年は勝手が違った。 毛ガニは店頭になく、代わりに棚に並んでいたのは近年大漁が続くオオズワイガニ。2杯で500円程度と格安だ。毛ガ

宍道湖シジミ 中型以上に絞り資源回復へ 「じょれんの目」11ミリ⇒12ミリ以上に 漁協が35年ぶり見直し 島根県
2024.08.01

宍道湖シジミ 中型以上に絞り資源回復へ 「じょれんの目」11ミリ⇒12ミリ以上に 漁協が35年ぶり見直し 島根県

 シジミの資源量回復を目指し、宍道湖漁業協同組合(松江市袖師町、渡部和夫組合長)が1日から、漁に使うじょれんの籠の編み目を大きくして、小型サイズが取れないようにする。島根県水産技術センターの資源量調査で小型の成貝や未成貝が大きく減少しており、緊急対策として実施する。じょれんの目の見直しは198

親魚増加で漁獲枠拡大 マグロ資源、気候変動に懸念
2024.07.17

親魚増加で漁獲枠拡大 マグロ資源、気候変動に懸念

 太平洋クロマグロ(本マグロ)の漁獲枠を2025年から増やすことで関係漁業国・地域が基本合意した。 過去の漁獲規制が奏功し、卵を産む親魚の資源量が回復してきたためだ。ただ、地球温暖化で海洋環境は変化しており、気候変動の影響が資源管理の新たなリスクに浮上している。 太

『クロマグロ』が安く買える日が来るかも!?近年は資源量が増加傾向 一方で専門家の“推し”は「知名度は低い」がお手ごろな『ミナミマグロ』
2024.07.14

『クロマグロ』が安く買える日が来るかも!?近年は資源量が増加傾向 一方で専門家の“推し”は「知名度は低い」がお手ごろな『ミナミマグロ』

 “マグロの王様”とも言われるクロマグロをめぐり、国際会議で日本が漁獲枠の拡大を求めています。漁獲量が増えると、マグロの価格は安くなるのでしょうか?一方で、同じようにおいしいけど低価格で買えるマグロもあるようです。日本人の多くが愛してやまないマグロのあれこれについて、魚食普及推進センターの早武