# 豊臣家

秀吉に利用され、家康に期待された丹羽長重の「実直」さ
2024.08.02

秀吉に利用され、家康に期待された丹羽長重の「実直」さ

■「実直」な性格により翻弄される丹羽長重 丹羽長重(にわながしげ)は、父長秀(ながひで)から引き継いだ123万石の所領と有能な家臣団を2度の減封により失い、関ヶ原の戦いでも西軍について改易された凡将のイメージが強いと思われます。 しかし、2度の減封は秀吉が丹羽家の勢

賤ヶ岳七本槍の加藤嘉明が生んだ「家風」と御家騒動
2024.07.19

賤ヶ岳七本槍の加藤嘉明が生んだ「家風」と御家騒動

■秀吉も評価した剛毅な加藤嘉明 加藤嘉明(かとうよしあき)は賤ヶ岳(しずがたけ)七本槍の一人として知られ、同僚の加藤清正(かとうきよまさ)や福島正則(ふくしままさのり)の方がより広く知られていますが、2人に負けない猛将として数々の武功を挙げています。豊臣家の直臣として、賤ヶ岳の戦

家康は豊臣家をどう打ち破ったか?財力に勝る敵を負かすマネー術、最期のプロジェクト「大坂攻め」
2024.07.15

家康は豊臣家をどう打ち破ったか?財力に勝る敵を負かすマネー術、最期のプロジェクト「大坂攻め」

 前回「〈豊臣から天下奪った家康のマネー術〉実はカギを握った朱印船貿易」で書いたように、家康が天下を取ってもなお大坂城の豊臣家は健在で、あいかわらず西国大名たちは豊臣家にも従ってその指図を仰ぐ例すらあった。 その存在感の源泉は、まず何といっても秀吉が秀頼に遺した莫大な金銀だ。かつ