# 豊永浩平
2024.07.13
豊永浩平に武田砂鉄が訊く。21歳の新星が歴史からたぐり寄せる「言葉と響き」『月ぬ走いや、馬ぬ走い』
今年の群像新人文学賞を受賞した『月ぬ走いや、馬ぬ走い(ちちぬはいや、うんまぬはい)』(講談社)は、21歳の現役大学生・豊永浩平が、戦争末期から現在まで約80年にわたる沖縄の歴史を全14章で描いた壮大な物語だ。戦時中の日本兵から今の沖縄に生きる若者たちまで、時空を超えた多彩な人物の「語り」で構成