# 裁判員制度

宇佐市の親子殺害に死刑判決、遺族「一言謝罪の言葉を聞きたかった」…住民「真実分からぬまま」
2024.07.03

宇佐市の親子殺害に死刑判決、遺族「一言謝罪の言葉を聞きたかった」…住民「真実分からぬまま」

 大分県宇佐市安心院町荘の民家で2020年、親子を殺害して現金を奪ったとし、強盗殺人罪などに問われた会社員佐藤翔一被告(39)に大分地裁の裁判員裁判で死刑判決が言い渡された2日、現場付近の住民や遺族らからは、被告側が無罪を主張し続けたこともあり、「謝罪が聞きたかった」「真実が分からず心配」との

【社説】裁判員制度15年 経験共有できる仕組みを
2024.06.28

【社説】裁判員制度15年 経験共有できる仕組みを

 多様な市民の見識を司法に反映させるこの制度を、着実に成熟させたい。 殺人など重大事件の刑事裁判に市民が参加し、裁判官と共に有罪・無罪や量刑を決める裁判員制度が、導入されて15年たった。 太平洋戦争以前は米国のような陪審制度があった。戦中に停止されて以降、刑事司法シ

「デジタル化の整備に尽くしたい」大分地方裁判所の新所長、岡部純子氏が抱負
2024.06.26

「デジタル化の整備に尽くしたい」大分地方裁判所の新所長、岡部純子氏が抱負

大分地方裁判所の新しい所長に東京高裁の判事などを務めた岡部純子さんが就任し、「裁判のデジタル化の整備に尽くしたい」と抱負を述べました。大分地方・家庭裁判所長に新しく就任したのは岡部純子さん(59)です。岡部所長は茨城県出身で、東京高裁の判事や横浜地裁と横浜家裁の川崎支部長などを歴

東京地裁で裁判員体験イベント 今夏、小学生と保護者対象
2024.06.21

東京地裁で裁判員体験イベント 今夏、小学生と保護者対象

 裁判員制度が今年5月に開始から15年の節目を迎えたことを受け、東京地裁は8月7日に東京都内在住の小学5、6年生と保護者を対象に、裁判員として模擬法廷を体験できるイベントを開催する。児童と保護者の2人一組の参加が条件で、7月19日まで先着30組を募集している。参加費は無料。 会場

福岡県うきは市の叔父保険金殺害、無期懲役を求刑…検察側「人の命を金に換える犯行で残忍」
2024.06.19

福岡県うきは市の叔父保険金殺害、無期懲役を求刑…検察側「人の命を金に換える犯行で残忍」

 福岡県うきは市で2021年、叔父を車でひいて殺害し、死亡保険金約1500万円をだまし取ったとして殺人罪などに問われた大分県日田市の会社役員、松成英一郎被告(57)の裁判員裁判の論告求刑公判が19日午前、福岡地裁(鈴嶋晋一裁判長)で始まった。検察側は「人の命を金に換える犯行で、周到に準備され、

裁判員制度「貴重な機会」 開始15年、富山地裁で改善点議論
2024.06.13

裁判員制度「貴重な機会」 開始15年、富山地裁で改善点議論

 富山地裁(富山市西田地方町)は12日、裁判員経験者と法曹三者による意見交換会を同地裁で開き、開始から15年の節目を迎えた裁判員制度の改善点について議論した。経験者の多くは「貴重な機会。怖がらずに引き受けてほしい」と呼びかけた。 裁判員制度は2009年の開始から今年5月で15年が

客席から裁判員を選出し観客が〝判決〟 記者も〝体験〟 参加型裁判演劇「極刑」
2024.06.09

客席から裁判員を選出し観客が〝判決〟 記者も〝体験〟 参加型裁判演劇「極刑」

 2009年に始まった裁判員制度の意義と選出されたときの心構えを持ってもらおうと、昨年始まった参加型裁判演劇「極刑」の横浜公演がこのほど行われた。観客の中から本物の裁判員制度のように6人の裁判員が選任され、舞台に加わるほか、ほかの観客もスマートフォンで評議に参加し、強盗殺人事件の被告への判決を

殺人事件で「無罪」 生かされる市民感覚…それでも上訴されれば一審判断は〝水の泡〟の可能性 裁判員制度とどう向き合えば…
2024.05.21

殺人事件で「無罪」 生かされる市民感覚…それでも上訴されれば一審判断は〝水の泡〟の可能性 裁判員制度とどう向き合えば…

 一般市民の視点や感覚を刑事裁判に反映する目的で2009年に始まった裁判員裁判は、21日で15年となる。殺人などの重大事件を対象に、有罪か無罪かを判断し刑罰を決めるため責任は大きい。近年、辞退率が高まっている中、市民は制度とどう向き合えばいいのか。志學館大学法学部の杉山和之准教授に聞いた。

裁判員制度15周年 林官房長官「意義深い」 辞退率は上昇
2024.05.21

裁判員制度15周年 林官房長官「意義深い」 辞退率は上昇

市民が刑事裁判に参加する裁判員制度が始まって15年を迎えたことについて、林官房長官は、「大変意義深い」と述べ、参加を促進するための対策などに取り組む考えを示しました。林官房長官「本日(21日)、15周年という節目を迎えたことについては、大変意義深いと認識をしておりま

裁判員制度15周年 林官房長官「意義深い」 辞退率は7割近くまで上昇
2024.05.21

裁判員制度15周年 林官房長官「意義深い」 辞退率は7割近くまで上昇

 市民が刑事裁判に参加する裁判員制度が始まって15年を迎えたことについて林官房長官は「大変意義深い」と述べ、参加を促進するための対策などに取り組む考えを示しました。林官房長官「本日(21日)、15周年という節目を迎えたことについては、大変意義深いと認識をしております

夢にうなされ、下した死刑…元裁判員女性「情報なさすぎる」 制度開始15年
2024.05.20

夢にうなされ、下した死刑…元裁判員女性「情報なさすぎる」 制度開始15年

「あまりに死刑に関する情報がなさすぎる」裁判員として死刑判決に関わり、死刑に関する情報公開などを求める要請書に署名した60代女性は、こう話す。死刑制度を巡っては今年2月に民間の有識者らによる懇話会が発足するなど、再び議論が活気を帯びており、要請書の提出も議論に一石を投じそうだ。<

裁判員経験者「死刑の執行停止と情報公開を」と法相宛てに要請書 制度開始15年を前に
2024.05.20

裁判員経験者「死刑の執行停止と情報公開を」と法相宛てに要請書 制度開始15年を前に

裁判員制度が21日に施行15年を迎えるのを前に裁判員経験者のグループが20日、裁判員裁判で判断対象になる死刑の執行に関する情報公開や、公開までの執行停止を求める要請書を法相宛てに提出した。平成21年に始まった裁判員制度では今年2月末までに46人に死刑判決が言い渡され、複数人に死刑

死刑執行停止、法相に要請 裁判員経験者ら情報公開訴え
2024.05.20

死刑執行停止、法相に要請 裁判員経験者ら情報公開訴え

 裁判員制度開始から21日で15年となるのを前に、裁判員経験者らが20日、小泉龍司法相宛てに死刑執行停止の要請書を提出した。 死刑判決に関わった3人を含む経験者22人の連名で執行停止のほか、死刑に関する情報公開や国民的議論の必要性などを訴えている。 提出後に記者会見

「死刑執行を停止し、情報公開を」 裁判員経験者が法務省に要望
2024.05.20

「死刑執行を停止し、情報公開を」 裁判員経験者が法務省に要望

 市民が刑事裁判に参加する裁判員制度の開始から21日で15年を迎えるのに合わせ、裁判員経験者22人が20日、死刑執行の停止を求める要請書を法務省に提出した。裁判員裁判ではこれまで46人に死刑が宣告され、3人が執行されている。 要請書は、死刑について十分な情報公開がないまま、裁判員

大分県宇佐市の親子強盗殺人、被告「僕は犯人ではありません」…初公判で検察側は犯行隠し主張
2024.05.20

大分県宇佐市の親子強盗殺人、被告「僕は犯人ではありません」…初公判で検察側は犯行隠し主張

 大分県宇佐市の民家で2020年2月、親子が殺害され現金が奪われた事件で、強盗殺人罪などに問われた大分市緑が丘1、会社員佐藤翔一被告(39)の裁判員裁判の初公判が20日午前、大分地裁(辛島靖崇裁判長)で始まった。佐藤被告は「全てやっていません。僕は犯人ではありません」と述べ、起訴事実を全面的に

ニュースワード「裁判員制度」
2024.05.19

ニュースワード「裁判員制度」

裁判員制度開始から15年、9.2万人参加 裁判員休暇の導入が課題
2024.05.19

裁判員制度開始から15年、9.2万人参加 裁判員休暇の導入が課題

【速報】 「間違いありません」スーパークレイジー君こと西本誠被告が起訴内容認める 不同意性交等致傷罪
2024.05.16

【速報】 「間違いありません」スーパークレイジー君こと西本誠被告が起訴内容認める 不同意性交等致傷罪

「いまの裁判員裁判にトキメキはあるか」「地域の声を保証」 制度施行15年シンポ相次ぐ
2024.05.12

「いまの裁判員裁判にトキメキはあるか」「地域の声を保証」 制度施行15年シンポ相次ぐ

「食欲なくなり、涙出た」裁判員裁判の制度から15年 判決後のSNS上の誹謗中傷、命の重みへの苦悩…
2024.05.12

「食欲なくなり、涙出た」裁判員裁判の制度から15年 判決後のSNS上の誹謗中傷、命の重みへの苦悩…