# 航空貨物

ANAとトランコム、空陸一貫輸送の新サービス 空き貨物スペース活用
2024.09.02

ANAとトランコム、空陸一貫輸送の新サービス 空き貨物スペース活用

 全日本空輸(ANA/NH)はトランコム(9058)と連携し、昼間便の航空貨物スペースを活用して輸送する新サービス「空飛ぶパレット(ソラパレ)」を8月30日から始めた。集荷から納品まで空陸一貫で届ける輸送サービスで、物流の輸送能力が不足する「2024年問題」の課題解決も目指す。 

航空貨物の回復が加速。取扱量がコロナ前の水準に
2024.08.06

航空貨物の回復が加速。取扱量がコロナ前の水準に

 アジアの主要空港の国際航空貨物取扱量が今年に入って、新型コロナウイルス禍前の2019年水準を回復している。昨年はコロナ禍の特需が剥落して低水準の取り扱いを余儀なくされたが、特に4月以降に各空港で重量水準が高まっている。アジア発の越境EC(電子商取引)需要の好調を背景に香港や仁川が増勢を強める

SHEINもTemuも・・中国系越境ECの貨物は1日1万800トン、欧米航空貨物大手3社が運賃値上げ
2024.07.26

SHEINもTemuも・・中国系越境ECの貨物は1日1万800トン、欧米航空貨物大手3社が運賃値上げ

急速に拡大する中国の越境ECが航空貨物輸送市場にも大きな影響を与えている。海上・航空輸送の市場分析プラットフォームを運営するノルウェーのXeneta(ゼネタ)によると、SHEIN(シーイン)やTemu(ティームー)などの中国系ECプラットフォームが世界に広がったことが、北米の航空

エンブラエル、E190F貨物機の新デザイン披露 eコマース需要狙う
2024.07.09

エンブラエル、E190F貨物機の新デザイン披露 eコマース需要狙う

 エンブラエルは現地時間7月8日(日本時間9日)、リージョナルジェットのエンブラエル190(E190)を旅客機から貨物機へ改修したE190F「Eフレイター(E-Freighter)」の新塗装を公開した。 E190Fの初号機は今年4月に初飛行。米国のリース会社リージョナル・ワンが導

運輸審議会、スプリング・ジャパンの羽田就航「適当」 8/1から“クロネコ貨物機”
2024.06.13

運輸審議会、スプリング・ジャパンの羽田就航「適当」 8/1から“クロネコ貨物機”

 国土交通大臣の諮問機関である運輸審議会は6月13日、日本航空(JAL/JL、9201)グループのスプリング・ジャパン(旧春秋航空日本、SJO/IJ)が提出した羽田空港への運航許可申請について、許可することが適当であると国交相に答申した。国土交通省航空局(JCAB)が正式に許可した場合、8月1

ANA、NCA子会社化25年3月に 延期4度目、日中当局審査で
2024.06.10

ANA、NCA子会社化25年3月に 延期4度目、日中当局審査で

 全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)は6月10日、日本貨物航空(NCA/KZ)を子会社化する予定日を2025年3月月31日に延期したと発表した。当初は2023年10月1日を予定しており、その後今年2月1日、4月1日、直近は7月1日と延期され、今

航空物流業界が悲鳴、「中国系EC」SHEINとTemuの異様な出荷量
2024.05.27

航空物流業界が悲鳴、「中国系EC」SHEINとTemuの異様な出荷量

中国の大手Eコマースサイト2社は、貨物専用大型機のボーイング777型フレイター、88機分の荷物を連日のように世界中に発送している。その膨大な輸送量は、航空貨物運賃を高騰させているが、両社は世界的な成長のために、そのためのコストを惜しんでいない。少なくとも今のところは。物流分析会社