# 自然薯
2024.07.12
無上の佳味(7月12日)
〈無上の佳味として、上は万乗の君の食膳にさえ上せられた〉。芥川龍之介の短編「芋粥[いもがゆ]」にある。自然薯[じねんじょ]とも呼ばれる山の芋を切り込み、甘葛[あまづら]の汁で煮た粥を指す。いにしえの貴人もとりこにしたようだ▼小説の舞台は平安朝。風采の上がらぬ赤鼻の侍は芋粥へ異常な執着を持つ。
2024.05.28
「天空の自然薯」売り出せ 福島県川内村の高田島地区 生産拡大へ種イモ定植
福島県川内村高田島地区の農家有志は新たな特産品化を目指し、自然薯(じねんじょ)の栽培に取り組んでいる。村のふるさと納税の返礼品に採用されるなど好評を得ており、栽培組合設立2年目の今年は生産目標を大幅に拡大。27日に種イモの定植作業を行った。 遊休農地の拡大や担い手の高齢化が課題