# 紫根

空海が制作関与の国宝「高雄曼荼羅」 希少染料の紫根使用、朝廷後押し裏付け 神護寺所蔵
2024.05.20

空海が制作関与の国宝「高雄曼荼羅」 希少染料の紫根使用、朝廷後押し裏付け 神護寺所蔵

京都市右京区の神護寺が所蔵する国宝「高雄曼荼羅(まんだら)」で、生地を赤紫色に染めた材料に当時希少だった「紫根(しこん)」が使われていたことが分かった。京都国立博物館(京都市東山区)などが生地の繊維片を科学分析し、20日に結果を発表した。紫根は非常に高価な材料とされ、曼荼羅図の美術史的価値をさ

230年ぶり修理の国宝「両界曼荼羅」、高価な「紫根」の使用判明…空海が制作指揮
2024.05.20

230年ぶり修理の国宝「両界曼荼羅」、高価な「紫根」の使用判明…空海が制作指揮

 京都国立博物館などは20日、弘法大師・空海が制作に関わった「両界曼荼羅(まんだら)(高雄曼荼羅)」(国宝)の絹地を染めるのに、紫色の高価な染料の原材料として知られる「紫根」が使われていたことが分かったと発表した。高雄曼荼羅を約230年ぶりに修理するのに合わせて科学的な調査を行い、突き止めたと

国宝「高雄曼荼羅」の染料は紫根 天皇発願を裏付け 京都国立博発表
2024.05.20

国宝「高雄曼荼羅」の染料は紫根 天皇発願を裏付け 京都国立博発表

 京都市右京区の神護寺に伝わる国宝「高雄曼荼羅(まんだら)」に使われた紫色の絹織物が、国内で採れたムラサキの根(紫根)で染められていたことが分かった。ムラサキは安定的な栽培が難しく、曼荼羅が制作された平安時代初期も、紫根染めは希少・高価で高貴な色だったとされる。制作を発願したのは淳和(じゅんな

国宝曼荼羅、紫の染料特定 京都・神護寺所蔵
2024.05.20

国宝曼荼羅、紫の染料特定 京都・神護寺所蔵

 京都国立博物館などは20日、神護寺(京都市右京区)が所蔵する9世紀の国宝「高雄曼荼羅」を科学分析した結果、生地を紫に染めた染料に「紫根」と呼ばれる材質が使われていたと発表した。平安期の曼荼羅の染料材質が特定されるのは珍しいという。当時高価とされた紫根が、縦横4メートル前後ある大きな曼荼羅に使

国宝「高雄曼荼羅」染料は紫根 朝廷の関与裏付け 京都国博
2024.05.20

国宝「高雄曼荼羅」染料は紫根 朝廷の関与裏付け 京都国博

 京都国立博物館は20日、国宝に指定されている「紫綾金銀泥絵両界曼荼羅(まんだら)図」(高雄曼荼羅)の文様の染料に、植物のムラサキの根(紫根)が使われていたと発表した。 高雄曼荼羅は平安時代前期、淳和天皇の発願で制作されたとされ、同館の大原嘉豊教育室長は「紫根は当時、使用が禁止さ