# 素材開発

三菱ケミカル・旭化成…化学メーカーが注力、音響向け素材が示す次世代の車室空間
2024.06.23

三菱ケミカル・旭化成…化学メーカーが注力、音響向け素材が示す次世代の車室空間

化学大手が電気自動車(EV)シフトなどに対応した、音に関わるソリューションの展開に力を入れている。三菱ケミカルグループは部品に貼付することでロードノイズなどの低減につながる音響メタマテリアル遮音・制振シート「レゾコア」を開発。旭化成は快適な車内空間を実現するオーディオソリューションを提案する。

東邦チタニウムが「チタン多孔質薄板」量産化。20億円投じ工場新設
2024.06.17

東邦チタニウムが「チタン多孔質薄板」量産化。20億円投じ工場新設

 東邦チタニウムは14日、自社開発した新素材の多孔質チタン薄板の量産化に乗り出すと発表した。水を電気分解するタイプの水素製造装置の新たな電極部材向けに需要が高まると判断。約20億円を投じ、茅ヶ崎工場(神奈川県茅ヶ崎市)構内に量産ラインを新設する。 2026年1月の本稼働を目指す。

このクルマの床、「竹」なんだぜ…? どうにかしたい“危険な植物”何に使える?
2024.05.27

このクルマの床、「竹」なんだぜ…? どうにかしたい“危険な植物”何に使える?

 2024年5月24日までパシフィコ横浜で開催された「人とくるまのテクノロジー展2024」では、クルマの内外装の素材として木材を活用する動きもありました。トヨタ車体では森林の成長過程で密集化する立木を間引いた間伐材を利用した素材をアピールしていたほか、自動車部品メーカーである東海理化では、竹を

〈人テク展2024横浜〉ウニの殻から作った「ウニライト」 消臭効果のある新素材として河西工業が提案
2024.05.25

〈人テク展2024横浜〉ウニの殻から作った「ウニライト」 消臭効果のある新素材として河西工業が提案

河西工業は、ウニの殻から作った新素材「ウニライト」を「人とくるまのテクノロジー展2024横浜」で紹介した。ウニ殻は表面に多量の穴が空いている「多孔質構造」で、臭いや揮発性有機化合物(VOC)を吸収、吸着する性質があるという。ウニ殻を破砕・焼成したウニライトは、樹脂など他の材料と混ぜることで、消

〈人テク展2024横浜〉廃棄ココナッツ殻を自動車の内装品に ミドリオートレザーが開発した「コイアーレ」
2024.05.24

〈人テク展2024横浜〉廃棄ココナッツ殻を自動車の内装品に ミドリオートレザーが開発した「コイアーレ」

ミドリオートレザー(松村不二夫、山形市)は、廃棄ココナッツ殻の繊維を約30%使用した表皮材「コイアーレ」を開発し、「人とくるまのテクノロジー展2024横浜」で展示した。環境負荷を軽減でき、自動車シートや内装材に使用可能な品質、耐久性を持ち合わせる。すでに複数の自動車メーカーから引き合いがあり、

主力の紙需要は停滞も…製紙6社の通期見通し、全社が営業増益の理由
2024.05.20

主力の紙需要は停滞も…製紙6社の通期見通し、全社が営業増益の理由

製紙6社の2025年3月期通期業績予想が15日出そろい、全社が増収営業増益を見込む。主力の紙・板紙の需要は引き続き停滞するものの、人件費や物流費の高騰を背景とした製品価格の値上げが利益を押し上げる。王子ホールディングス(HD)は東南アジアなどで段ボールなどの販売数量が増えるほか、

小松マテーレの新社長に中山大輔氏が就任、現社長の佐々木久衛氏は会長に
2024.05.08

小松マテーレの新社長に中山大輔氏が就任、現社長の佐々木久衛氏は会長に