# 競馬史

【名馬列伝】”ミスター競馬” 野平祐二に「スーちゃん」と呼ばれ、愛されたスピードシンボリ。現代競馬の礎を作った歴史的名馬の激闘譜
2024.07.22

【名馬列伝】”ミスター競馬” 野平祐二に「スーちゃん」と呼ばれ、愛されたスピードシンボリ。現代競馬の礎を作った歴史的名馬の激闘譜

 通算成績は43戦17勝と勝率は5割にも満たず、“旧八大競走”の勝利は天皇賞(春)と有馬記念(2回)の3つのみ。他のトップホースと比べるとやや見劣りする成績でありながら、その蹄跡が関係者から高い評価を受けて顕彰馬に選出されたのがスピードシンボリである。 彼が顕彰馬に選ばれ、歴史的

日本馬はG1制覇も故障で引退も…「無敗の名馬」色褪せぬ輝き!海外で奇跡的な強さ誇った馬は
2024.07.09

日本馬はG1制覇も故障で引退も…「無敗の名馬」色褪せぬ輝き!海外で奇跡的な強さ誇った馬は

 競馬の歴史に名前を刻んだ名馬は数あれど、無敗のまま輝かしいキャリアを全うしたケースとなるとその数は途端に少なくなる。今回はそうした「無敗の名馬」を紹介する。 まず日本調教馬に目を向けると、故障による早期引退のケースを除けば無敗でG1級のレースを制した馬はほぼいない。戦時中の19

【名馬列伝】ハーツクライ、ゼンノロブロイら牡馬勢をねじ伏せ39年ぶりの偉業を果たしたスイープトウショウ。名門牧場の底力を示した個性派名牝の生涯
2024.06.15

【名馬列伝】ハーツクライ、ゼンノロブロイら牡馬勢をねじ伏せ39年ぶりの偉業を果たしたスイープトウショウ。名門牧場の底力を示した個性派名牝の生涯

 GⅠレース3勝を挙げながら、静かに忘れ去られようとしている1頭の名牝がいる。2004年の秋華賞、05年の宝塚記念、エリザベス女王杯などを制したスイープトウショウがその馬だ。 スイープトウショウが生まれたトウショウ牧場は、フジタ工業(現「フジタ」)の副社長で、のちに参院議員となる

【安田記念】「悔しい」武豊ナミュールは鬼脚で2着「惜しかった。残念」
2024.06.02

【安田記念】「悔しい」武豊ナミュールは鬼脚で2着「惜しかった。残念」

 ◇G1・安田記念(2024年6月2日 東京芝1600メートル) 春の最強マイラー決定戦「安田記念」は香港から参戦した1番人気ロマンチックウォリアー(セン6=シャム)が制し、06年ブリッシュラック(香港)以来、18年ぶりに外国馬が頂点に立った。 死力を尽くした武豊騎

武豊「初制覇」の夢を打ち砕いたフサイチコンコルド音速の末脚/1996年・日本ダービー
2024.05.24

武豊「初制覇」の夢を打ち砕いたフサイチコンコルド音速の末脚/1996年・日本ダービー

【記者が振り返る懐かしのベストレース】フサイチコンコルドが競走馬として走った期間はわずか1年足らず。にもかかわらず、日本競馬の歴史に名を残す名馬となり得たのは、ダービーの激走があったからにほかならない。 96年ダービー。クラシックの主役とされながら、熱発で皐月賞を回避したダンスイ

【ダービー】シュガークン武豊「何回でも勝ちたい」キタサンブラック半弟と前人未踏の7勝目へ
2024.05.21

【ダービー】シュガークン武豊「何回でも勝ちたい」キタサンブラック半弟と前人未踏の7勝目へ

 世界の競馬史に名を刻む年長Vへ-。JRA通算4502勝のレジェンド武豊騎手(55)が、頂上決戦ダービー(G1、芝2400メートル、26日=東京)で前人未到の7勝目に挑む。自身35度目となる大一番では、トライアル青葉賞を制した良血シュガークン(牡、清水久)に騎乗。かつて主戦を務めたG17勝馬キ