# 社会構造

「いつお迎えがきてもいい」85歳以上が死を恐れず、自然に受け入れられる能力を備えている納得の理由
2024.08.20

「いつお迎えがきてもいい」85歳以上が死を恐れず、自然に受け入れられる能力を備えている納得の理由

■55歳前後で死ぬはずのヒトが長命になったワケ 死は、他者を生かすための、最も利他的な行為とも言えるでしょう。私たちは、人類の先祖の死と引き換えに生かされてきたのであり、死ぬことによって、将来の人類に「恩送り」ができるというわけです。そう考えれば、自分の死が意味のあるものとわかり

「どうして勉強しなきゃいけないの?」~2人の“女王”とお受験にみる「学ぶ理由」【ロンドン子連れ支局長つれづれ日記】
2024.08.06

「どうして勉強しなきゃいけないの?」~2人の“女王”とお受験にみる「学ぶ理由」【ロンドン子連れ支局長つれづれ日記】

「どうして勉強なんかしなきゃいけないの?」と子どもに聞かれたら、あなたはどう答えますか? イギリスで拡大し続ける「反移民」の暴動とイギリス流"お受験"から、「学ぶ理由」をひもときます。(NNNロンドン支局 鈴木あづさ)イギリスで暴動が拡大している。元々は7月29日に

『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』の著者がおすすめ 働きながら本を読むコツ
2024.07.21

『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』の著者がおすすめ 働きながら本を読むコツ

 働いていると、なぜ本が読めないのか──。忙しいから、仕事のための読書が優先になるから。いろいろ理由はあるが、忙しくても読んでいる人はいる。どうすればいいのか。そもそも本が読めないのは、自分のせいなのか? AERA 2024年7月22日号より。*  *  *「25週

常に奪われる側の横に立ち、奪う側を問う視線は、読者にも注がれる―マシュー・デスモンド『家を失う人々 最貧困地区で生活した社会学者、1年余の記録』武田 砂鉄による書評
2024.07.20

常に奪われる側の横に立ち、奪う側を問う視線は、読者にも注がれる―マシュー・デスモンド『家を失う人々 最貧困地区で生活した社会学者、1年余の記録』武田 砂鉄による書評

貧困問題を社会構造ではなく自己責任だと断じる人は、今、貧困状態に陥っているわけではない人が多い。そんな人の目の前に整っている暮らしは、実際のところ、いつ崩れてしまうかわからない。自分の身体であろうが、周囲の環境であろうが、次の瞬間、崩れてしまうものかもしれない。自分はそうではないから、という冷

「就活の茶番につき合えない」 真面目な人ほど就活で「損」してしまう演技社会の現実
2024.07.17

「就活の茶番につき合えない」 真面目な人ほど就活で「損」してしまう演技社会の現実

若者と接する場面では、「なぜそんな行動をとるのか」「なぜそんな受け取り方をするのか」など理解しがたいことが多々起きる。企業組織を研究する経営学者の舟津昌平氏は、新刊『Z世代化する社会』の中で、それは単に若者が悪いとかおかしいという問題ではなく、もっと違う原因――例えば入社までを過

ロボットに愛着を持つのは宗教観の違い? 意外にもAIとウマが合いそうな日本社会
2024.07.14

ロボットに愛着を持つのは宗教観の違い? 意外にもAIとウマが合いそうな日本社会

 私たちの国にはAIを取り入れて発展していく土壌が備わっているのだろうか。人工知能研究者・川村秀憲氏は、少子高齢化の社会構造、日本人の気質などから、日本はAIで世界をリードできる可能性を秘めていると分析する。著書『10年後のハローワーク』(アスコム)から一部を抜粋して紹介する。*

「なぜ東京大学には女性が少ないのか?」異色キャンペーンの波紋続く 根底に女性差別があるという見方に対して東大OGが「問題をすり替えている」と批判する理由
2024.07.05

「なぜ東京大学には女性が少ないのか?」異色キャンペーンの波紋続く 根底に女性差別があるという見方に対して東大OGが「問題をすり替えている」と批判する理由

 東京大学が5月に「なぜ東京大学には女性が少ないのか?」というポスターを学内に掲示し、話題を呼んだ。そのポスターでは女子学生や女性教員、女性研究者の少ないことを挙げ、社会構造や性差などに触れて問題提起している。一方で、ある東大OGは「東大に女子が少ない根本的な原因は違うところにある」という。い

「無職であることは悪ではない」ひろゆきが定義する“勤労”とは?
2024.07.02

「無職であることは悪ではない」ひろゆきが定義する“勤労”とは?

無職や生活保護に対する偏見が根強い日本では、「無職=悪」という風潮が広がっている。しかし、「無職になることは必ずしも悪いことではない」と異論を唱えるのが共著『あたらしい生き方』(扶桑社)を上梓したひろゆき氏とひげおやじ氏。同書は、無職の人々からの投稿を紹介するYouTubeコンテ

OECDの出生率が半分になる間に韓国は8分の1に
2024.06.24

OECDの出生率が半分になる間に韓国は8分の1に

 経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で、韓国はこの60年間で出生率が最も下落していた。OECDは長期的な社会構造の改善の必要性を助言しているが、専門家たちは、政府が最近明らかにした少子化総合対策にはそのような対策が抜け落ちていると批判している。■出生率は最低、出産平均年齢は最

似た者同士の結婚ほど「うまくいく」は本当なのか、心理学的に見た「結婚相手」の適切な選び方
2024.06.15

似た者同士の結婚ほど「うまくいく」は本当なのか、心理学的に見た「結婚相手」の適切な選び方

結婚相手に選ぶなら「自分と似た人」がいいのか、それとも「自分にはないものを持っている人」がいいのか?  気になるその答えを、社会生活における人の心と行動のメカニズムを解き明かす「ビジネス心理学」の第一人者・内藤誼人氏が、最新研究に基づいて解説します。※本稿は『すぐに実践したくなる

現代アート「1980年代」「1990年代」圧倒的な違い、現代アートの文脈を見出すことが難しくなった
2024.06.06

現代アート「1980年代」「1990年代」圧倒的な違い、現代アートの文脈を見出すことが難しくなった

しばしば「意味不明」「わからない」とされる現代アート。しかし、そこには必ず社会状況の反映がある。むしろ、現代アートを見ることで、より深く時代や世界について考えるきっかけにもなる。そこで本稿では、現在アートにおいて1990年代に起こった劇的な変化について『「わからない」人のための現代アート入門』

「死ぬまで働くしかない…」のは自己責任?中高年シングル女性の調査から見えた「生きづらさ」の実態
2024.05.14

「死ぬまで働くしかない…」のは自己責任?中高年シングル女性の調査から見えた「生きづらさ」の実態

尹大統領「少子化対応企画省を新設する」…少子化問題は国家非常事態のレベル
2024.05.10

尹大統領「少子化対応企画省を新設する」…少子化問題は国家非常事態のレベル