# 看取り医療 2024.08.19 「突然、2階の窓ガラスが割れて大勢の人が部屋に…」独居老人なら誰でも起こり得る「事件」と、在宅死を望む独居老人が「一人暮らしを続けるための条件」 私の新患となる大山勲さんは88歳。病院からの紹介状には膀胱癌の末期だと書かれていた。一戸建てに一人で暮らしている。妻とは死別しており子供はいない。そしてキーパーソンもいない。つまり万が一のときに頼れる親類縁者がいない――。いわゆく孤立した高齢者である。大山さんは、亡き妻の思い出が