# 生殖補助医療

「『闇取引』の精子で生まれる子どもをなくしたい」 日本初の精子バンクはなぜ活動を停止したのか
2024.06.29

「『闇取引』の精子で生まれる子どもをなくしたい」 日本初の精子バンクはなぜ活動を停止したのか

 昨年3月末、国内初の精子バンク「みらい生命研究所」(埼玉県越谷市)が活動を停止した。精子バンクの位置づけについて、法整備が進まなかったためだ。一方、今国会に「生殖補助医療法案」が提出され、法案が成立すれば、精子バンク再開のめどが立つという。*   *   *■起こ

がんの男児の精巣保存、成人後の不妊治療に備え技術開発へ…日米チーム「精巣バンク」計画
2024.06.24

がんの男児の精巣保存、成人後の不妊治療に備え技術開発へ…日米チーム「精巣バンク」計画

 がん治療を受ける男児の精巣の一部を凍結して長期保存し、成人後に正常な精子を作れるようにする不妊治療技術の開発に、大阪大など日米共同研究チームが着手した。将来の実用化を見据え、男児の精巣の一部を採取する「精巣バンク」の運用を、来年にもスタートさせる計画だ。 がんで放射線照射や抗が

青森県・7月から不妊治療の自己負担額を『全額助成』へ 合計特殊出生率「2以上」を目指して… 青森県が抱える課題の一つ「少子化への対策」
2024.06.17

青森県・7月から不妊治療の自己負担額を『全額助成』へ 合計特殊出生率「2以上」を目指して… 青森県が抱える課題の一つ「少子化への対策」

青森県が抱える課題の一つ「少子化への対策」として、県は7月から不妊治療の自己負担額を全額助成する事業を始めます。合計特殊出生率2以上を目指す宮下知事の肝入りの政策が本格化します。人口動態統計によると、2023年の青森県の出生数は過去最少を更新する5696人で、1人の女性が生涯に産

第三者の精子や卵子使う不妊治療、超党派議連が「出自を知る権利」配慮の法案要綱案
2024.06.05

第三者の精子や卵子使う不妊治療、超党派議連が「出自を知る権利」配慮の法案要綱案

 第三者から提供された精子や卵子を使う不妊治療のルールを定める「特定生殖補助医療法案(仮称)」について、超党派の議員連盟(会長=野田聖子・元総務相)は5日、総会を開き、この治療で生まれた子どもが18歳以上になった際に、提供者の同意なしに「身長、血液型、年齢など」の情報を開示することを柱とする、

第三者からの精子や卵子提供ルールは? 特定生殖補助医療法の要綱案
2024.06.05

第三者からの精子や卵子提供ルールは? 特定生殖補助医療法の要綱案

 第三者から精子や卵子の提供を受ける不妊治療などのルールを定めた特定生殖補助医療法案について、超党派の国会議員連盟(野田聖子会長)が5日、要綱案をまとめた。生まれた子どもの「出自を知る権利」の手続きを盛り込んだが、罰則の詳細がまとまらず、検討を続ける。議連幹事長の秋野公造参院議員は「今国会への

「赤ちゃんができたら終わりではない」  「精子バンク」女性ディレクターが家族とつながり続ける理由
2024.05.19

「赤ちゃんができたら終わりではない」 「精子バンク」女性ディレクターが家族とつながり続ける理由

奈良に高度生殖医療センター開設 卵巣の凍結保存など最先端治療
2024.05.09

奈良に高度生殖医療センター開設 卵巣の凍結保存など最先端治療