# 生きる糧 2024.09.04 1.5mmの虫をじっと観察する…紙オムツの要介護5の84歳直木賞作家が心震わせる「500円玉くらいの感動」の日々 ■生きているうちは少しでも前に進む 私は、今年84歳です。要介護5の車椅子生活です。もう、明日死んでも変じゃない。しかしあるいは、これから4年か5年は生きるかもしれない。であれば、生きなきゃしょうがない。生まれるという現象には、「生まれたからには生き続けよ」という、無言のメッセー