# 文芸賞

【速報】中央公論文芸賞に荻原浩さんの『笑う森』
2024.08.19

【速報】中央公論文芸賞に荻原浩さんの『笑う森』

中央公論新社主催の令和6年(第19回)「中央公論文芸賞」の選考会が8月19日に行われ、浅田次郎、鹿島茂、林真理子、村山由佳の選考委員4氏による審査の結果、荻原浩さんの『笑う森』(新潮社)が受賞作に決定しました。受賞作の選評は、10月15日発売の『婦人公論』11月号に掲載される予定

第171回 芥川賞・直木賞に3作品 受賞者が喜び語る
2024.07.18

第171回 芥川賞・直木賞に3作品 受賞者が喜び語る

 第171回の芥川賞に2作品、直木賞に1作品が選ばれ、それぞれの受賞者が喜びを語りました。「(今後も)どんな小説でもいいですし、それが評価されなくてもいいので、ただ書き続けるということに挑戦していきたいです。(今後働き方のスタイルは変える?)(作品が)思いつく速度に合わせて、勤務

「人生ゲーム」的な候補作集まった直木賞候補作 7月17日選考会 明大准教授酒井信さんと文芸アイドル・書評家西田藍さん展望
2024.07.17

「人生ゲーム」的な候補作集まった直木賞候補作 7月17日選考会 明大准教授酒井信さんと文芸アイドル・書評家西田藍さん展望

 第171回芥川、直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が17日、東京の料亭・新喜楽で開かれる。6度目の候補入りとなった柚木麻子さんらの5作がノミネートされた直木賞の展望を、明治大准教授の酒井信さんと文芸アイドルで書評家の西田藍さんが語り合った。 -まずは初候補となった青崎有吾さん

三島由紀夫ファンの高校生が描きだした「美」 17歳で新潮新人賞受賞の伊良刹那さん
2024.06.12

三島由紀夫ファンの高校生が描きだした「美」 17歳で新潮新人賞受賞の伊良刹那さん

「高校1年の時に三島由紀夫の小説を読んで、はまったんです。登場人物の思索が自分の腑に落ちる形で描写されていて。自分もあんな文章を書けたらなと」そう話すのは『海を覗く』(新潮社)で昨年、新潮新人賞を史上最年少となる17歳で受賞した伊良刹那(いら・せつな)さん(18)。筆名の伊良も、

現代詩の「中原中也賞」、俳句で培われた言語感覚…「新たな音やリズム」ジャンルを往来し追求
2024.06.02

現代詩の「中原中也賞」、俳句で培われた言語感覚…「新たな音やリズム」ジャンルを往来し追求

 九州・山口の文芸を巡っては、定型詩と自由詩、詩歌と散文といった、対照的なジャンルを行き来しながら、表現を追求する作品が目立った。 選考委員の大幅な世代交代で注目された現代詩の新人賞、中原中也賞(山口市主催)に、俳句で活躍してきた東京都の佐藤文香さん(38)の詩集『渡す手』(思潮