# 戦争末期 2024.08.14 学童疎開80年 福島の追憶(上) 親代わり「さぶやん」 都会っ子と寝食共に 寺の留守居・新房三郎さん 夜になると子どもたちがすすり泣く声が聞こえた。福島県桑折町の新房マスミさん(89)は自宅の隣にある法円寺の境内を歩きながら、80年前の夏を思い返した。「親元を離れて都会から来た子にとって大変だったと思う」。東京都から町に集団疎開してきた児童と1945(昭和20)年夏の終戦まで約1年間、寝食を